SPFとは?えすぴーえふ
SPFとは、自ドメインからのメール送信を許可するサーバのIPアドレスをDNSのTXTレコードで公開し、受信側がその情報と実際の送信元IPアドレスを照合して送信者ドメインの詐称を検出する仕組み。送信側はDNSへ1行公開するだけでよく、既存のメールサーバに手を入れずに導入できる点が普及の理由。
最終更新:2026-10-06
エンベデッドSPを最短で暗記・合格する →背景
SMTPは送信者を名乗る欄を自由に書ける仕様で、差出人のドメインを詐称することに技術的な障壁がない。かといって全メールへ署名を義務づけるのは、稼働中の全サーバを変える話で現実的ではなかった。そこで「このドメインのメールはこのIPからしか出ない」という情報だけをDNSへ置き、受信側が突き合わせる方式が採られた。機器を設計する側では、装置が自前でアラートメールを直接送る構成にすると送信元IPがレコードに載っておらず弾かれることがあり、社内のリレーサーバ経由へ変える判断につながる。
具体例
受信サーバはエンベロープFrom(Return-Path)のドメインのSPFレコードをDNSから引き、接続してきたIPアドレスが許可リストに含まれるかを確認する。監視装置がグローバルIPから直接メールを送る構成なら、そのIPをレコードへ追記するか、社内のメールリレーを経由させる必要がある。
試験での引っ掛け
SPFが検証するのはエンベロープFromであって、利用者が画面で見るヘッダFromではない——両者が食い違うメールはSPFだけでは弾けない。メーリングリストなどエンベロープが書き換わらない転送経路では、正規のメールでも失敗する。本文や添付の改ざん検知はできず、それはDKIMの役割で、両者の結果をどう扱うかを宣言するのがDMARC。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。