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鍵交換とは?かぎこうかん

鍵交換とは、盗聴されている通信路の上で、双方だけが知る共通鍵を作り出す手順。互いに公開値を送り合い、自分の秘密値と組み合わせて同じ値へ到達する(ディフィー・ヘルマン)。鍵をあらかじめ配らずに暗号通信を始められ、接続ごとに一時鍵を作れば、後から長期鍵が漏れても過去の通信は復号できない(前方秘匿性)。

最終更新:2026-10-06

試験情報

エンベデッドシステムスペシャリスト試験の過去問では3問の解説で触れられています(2020年度〜2024年度)。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験の頻出用語/午前II

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背景

共通鍵暗号は速いが、鍵を渡すところで詰まる。量産機器に同じ鍵を焼けば1台の解析で全数が破れ、個体別に焼けば製造工程と鍵管理の仕組みを抱え込む。公開してよい値だけをやり取りして同じ秘密へ到達する手順が生まれたことで、この配布の壁が消えた。TLSの接続確立で毎回行われているのがこれであり、IoT機器が現場で安全に通信を始められる前提になっている。

具体例

TLS 1.3では鍵交換方式がECDHE(楕円曲線ディフィー・ヘルマン一時鍵)に絞られ、接続ごとに新しい一時鍵を生成する。出荷時に個体別鍵を書き込めない安価なIoT端末でも、接続のたびに鍵を作れば通信路を暗号化できる。

試験での引っ掛け

鍵交換だけでは相手が誰かを確認できない——中間者が両側とそれぞれ鍵交換すれば気づけないため、署名や事前共有鍵による相手認証と組み合わせて初めて成立する。またディフィー・ヘルマンは鍵を共有するために計算する手順であって、鍵そのものを暗号化して送っているのではない点も混同されやすい。

関連用語

出た過去問

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 3問の解説で触れられる(2020年度〜2024年度)
  • 分野:午前II
  • 鍵交換だけでは相手が誰かを確認できない——中間者が両側とそれぞれ鍵交換すれば気づけないため、署名や事前共有鍵による相手認証と組み合わせて初めて成立する。