DoS攻撃とは?
DoS攻撃とは、大量の要求や不正なデータを送り付けて資源を枯渇させ、正規の処理を妨げる攻撃。組込み機器はメモリと処理能力の余裕が小さいため、汎用機なら耐えられる程度の負荷でも実時間処理の締切を破ることがある。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の過去問では2回出題されています(2016年度〜2024年度)。
でぃーおーえすこうげき
DoS攻撃の意味
大量の要求や不正なデータを送り付けて資源を枯渇させ、正規の処理を妨げる攻撃。組込み機器はメモリと処理能力の余裕が小さいため、汎用機なら耐えられる程度の負荷でも実時間処理の締切を破ることがある。
DoS攻撃の具体例
毎秒数十フレームを想定した機器に数千フレームを送り込むと、割込み処理だけでCPU時間を使い切り、制御タスクが締切を落とす。受信段で流量に上限を設け、超過分は割込み前に捨てる設計で切り分ける。
DoS攻撃は試験でどう引っ掛けられる?
情報が盗まれないから被害が軽いとみなすと誤る。制御機器では停止そのものが安全上の損害であり、機密性ではなく可用性を守る対策として評価すべき点が、組込み特有の論点として問われる。
DoS攻撃と関連する用語
DoS攻撃が出た過去問
従量課金制のクラウドサービスにおける、EDoS(Economic Denial of Service、Economic Denial of Sustainabi…
正解:クラウドサービス利用者の経済的な損失を目的に、リソースを大量消費させる攻撃
要点:EDoSは資源浪費で課金を膨らませ経済的に打撃を与える
EDoS攻撃は、従量課金のクラウドで利用量に応じて料金が発生することを逆手に取る攻撃である。サービスを停止させるのではなく、大量のリクエストなどで資源を消費させ続けて利用者に高額な請求を負わせ、経済的に運用を続けられなくすることを狙う。可用性ではなく採算性を突く点が通常のDoSとの違いである。
出典:平成28年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問18(IPA)NTPを使った増幅型のDDoS攻撃に対して、NTPサーバが踏み台にされることを防止する対策の一つとして、適切なものはどれか。
正解:NTPサーバの設定変更によって、NTPサーバの状態確認機能(monlist)を無効にする。
要点:NTP増幅攻撃対策はmonlist機能の無効化
monlistは、NTPサーバに問い合わせた直近のクライアント一覧を返す状態確認機能である。短い要求に対して非常に大きな応答が返るため、送信元IPアドレスを詐称した要求を送ると標的へ増幅された応答が集中する反射・増幅型DDoSの踏み台にされる。この機能を無効化することが直接的な対策になる。
出典:令和6年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問16(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。