DDoS攻撃とは?ディードスこうげき
DDoS攻撃とは、多数の機器から同時に大量の要求を送りつけ、対象のサービスを処理能力または帯域の限界に追い込んで利用不能にする攻撃。発信元が分散しているため1つを遮断しても止まらず、正規の利用者の要求と見分けにくい点が、単独のDoSとの決定的な違いになる。
最終更新:2026-10-06
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1台から送る攻撃は送信元を止めれば終わるため、攻撃側は感染させた大量の端末を遠隔から一斉に動かす形へ移った。ここで踏み台にされやすいのが、初期パスワードのまま常時接続され、更新の手立ても乏しい組込み機器である。出荷時パスワードの強制変更や不要ポートの閉塞が製品仕様に入るのは、この構図が背景にある。
具体例
2016年に確認されたMiraiは、初期認証情報のままインターネットへ露出したルータやネットワークカメラを次々に感染させ、数十万台規模のボットネットから毎秒数百ギガビットの通信を送出した。防御側はCloudflareやAWS Shieldのような広帯域の中継で受け止める構成をとる。
試験での引っ掛け
止めることが目的とは限らない点が狙われる。EDoS(Economic Denial of Sustainability)は従量課金のクラウド利用料を膨らませて経済的損害を与える攻撃で、DRDoS(リフレクション攻撃)は送信元を偽って第三者のサーバに応答させ、その応答を標的へ集中させる手口。攻撃者自身の帯域より大きな通信を作れる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問18(IPA)
従量課金制のクラウドサービスにおける、EDoS(Economic Denial of Service、Economic Denial of Sustainabi…
正解:クラウドサービス利用者の経済的な損失を目的に、リソースを大量消費させる攻撃
要点:EDoSは資源浪費で課金を膨らませ経済的に打撃を与える
EDoS攻撃は、従量課金のクラウドで利用量に応じて料金が発生することを逆手に取る攻撃である。サービスを停止させるのではなく、大量のリクエストなどで資源を消費させ続けて利用者に高額な請求を負わせ、経済的に運用を続けられなくすることを狙う。可用性ではなく採算性を突く点が通常のDoSとの違いである。
出典:令和6年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問16(IPA)
NTPを使った増幅型のDDoS攻撃に対して、NTPサーバが踏み台にされることを防止する対策の一つとして、適切なものはどれか。
正解:NTPサーバの設定変更によって、NTPサーバの状態確認機能(monlist)を無効にする。
要点:NTP増幅攻撃対策はmonlist機能の無効化
monlistは、NTPサーバに問い合わせた直近のクライアント一覧を返す状態確認機能である。短い要求に対して非常に大きな応答が返るため、送信元IPアドレスを詐称した要求を送ると標的へ増幅された応答が集中する反射・増幅型DDoSの踏み台にされる。この機能を無効化することが直接的な対策になる。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの3 技術要素 > 1. 情報セキュリティ > (7) 攻撃手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。