ブロードキャストとマルチキャストとは?ぶろーどきゃすととまるちきゃすと
ブロードキャストとマルチキャストとは、ユニキャストが1対1、ブロードキャストが同一ネットワーク内の全ノードへの一斉送信、マルチキャストは参加を表明した特定グループだけへの送信を指す。マルチキャストは経路上を1本で流して分岐点で複製するため、受信者が増えても送信側の帯域が増えない。
最終更新:2026-10-06
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同じデータを多数に配るとき、ユニキャストでは受信者の数だけ回線を占める。全数へ配るブロードキャストは経路を1本で済ませられるが、受け取る必要のないノードにも割込みと処理を強いる。マルチキャストは、この「帯域を節約したい」と「無関係な機器を起こしたくない」の対立を、参加表明という手続きで調停する仕組みである。多数のノードが同一セグメントにぶら下がる制御系では、余計な受信処理が各ノードのCPU時間を直接削るため、この使い分けが性能設計の一部になる。
具体例
産業機器や車載のイーサネットでは、周期データを購読するノードだけに届けるためマルチキャストが使われ、スイッチはIGMPスヌーピングで必要なポートにだけ転送する。一方、ARPによるアドレス解決やDHCPの探索は、相手が未知の段階なのでブロードキャストで行われる。
試験での引っ掛け
ブロードキャストはルータを越えず、同一ブロードキャストドメインにとどまる。逆にVLANを大きく作りすぎると、1台の異常がブロードキャストストームとして全体を止める。IPv6にはブロードキャストが存在せずマルチキャストで置き換えられている点、受信グループの管理にIGMP(IPv6ではMLD)が使われる点を取り違えないこと。
関連用語
出た過去問
出典:令和2年度 10月試験 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問14(IPA)解説で登場
クラスBのIPアドレスで255.255.255.0のサブネットマスクを用いたとき、同一サブネット内で設定可能なホストアドレス数は最大で幾つか。
正解:254
要点:ホスト数はホスト部ビットの2のべき乗から2を引く
サブネットマスク255.255.255.0はホスト部が8ビットであることを表す。8ビットで表せるアドレスは256通りだが、すべて0のネットワークアドレスとすべて1のブロードキャストアドレスはホストに割り当てられない。したがって設定可能なホストアドレスは256-2=254個である。
出典:令和5年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問13(IPA)解説で登場
出典:令和7年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問13(IPA)解説で登場
IPv4のネットワーク192.168.128.0/24が、四つのサブネットに分割されているとき、このネットワークに接続される機器に付与できるIPアドレスの総数は…
正解:248
要点:サブネットごとにネットワークとブロードキャストを除く
/24を4等分すると各サブネットは/26となり、それぞれ2^6=64個のアドレスをもつ。各サブネットではネットワークアドレスとブロードキャストアドレスの2つが機器に割り当てられないので、使えるのは62個である。サブネットが4つあるので62×4=248個となる。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの3 技術要素 > 3. 通信プロトコル > (1) プロトコルとインタフェースに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。