マスクROMとは?ますくろむ
マスクROMとは、記憶する内容を製造工程のフォトマスクとして焼き込む読出し専用メモリ。書換え回路を持たないぶんチップ面積が小さく、大量に作るほどビット単価が下がる一方、いったん作れば内容は一切変えられない。量産数と仕様の確定度で採否が決まる、原価設計側の選択肢である。
最終更新:2026-10-06
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フラッシュを内蔵すると、書換え回路と余分な面積のぶんだけダイが大きくなり、その差が単価に乗る。数十万台の規模になると、この差は製品原価の意味ある割合になる。一方でマスクの作り直しには数か月と多額の費用が掛かるため、仕様が完全に固まるまで踏み切れない。原価と手戻りリスクのトレードオフとして問われる。
具体例
任天堂のファミリーコンピュータやゲームボーイのカセットは、内容が確定したソフトを大量に複製する用途だったためマスクROMが使われた。いまも数十万台規模で仕様が固まった家電やおもちゃでは、フラッシュ内蔵品より原価を下げる手段になる。
試験での引っ掛け
出荷後の不具合修正も無線更新も一切できない点が最大の制約で、単価だけを見て選ぶと危険である。1回だけ書けるOTPROM、紫外線で全消去するEPROM、電気的に消せるフラッシュとは、書換えの可否と回数が段階的に違うので、比較の軸を書換え性に置いて整理する。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。