べき等とは?べきとう
べき等とは、同じ操作を何回適用しても、1回だけ適用したときと結果が変わらない性質。回復処理はそれ自体がいつ中断されるか分からないため、REDOやUNDOの適用がべき等であることを前提に「途中まで進んでいても最初からやり直せる」という設計が成り立っている。
最終更新:2026-10-06
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回復の最中にもう一度電源が落ちる、という事態は避けられない。どこまで適用したかを一件ずつ記録して次回に引き継ぐ方式は確実だが、記録そのものの費用と、その記録が壊れたときの扱いという問題を新たに抱え込む。代わりに操作の側を「何度当てても同じ」形に設計しておけば、進捗を覚えておく必要が消え、単純に頭からやり直すだけで済む。
具体例
「残高を5,000円にする」という更新後の値をそのまま書く操作は何度実行しても残高が5,000円のままだが、「残高から1,000円引く」という差分の操作は繰り返すたびに結果がずれる。HTTPでもPUTとDELETEはべき等、POSTはべき等でないと定義されており、通信が切れたときに再送してよいかの判断に使われる。
試験での引っ掛け
「何度実行しても副作用が無い」ことと混同しやすいが、べき等が保証するのは結果が変わらないことだけで、実行そのものは毎回起きる(参照だけで何も変えない安全な操作とは別の概念)。差分を加算する形の更新はべき等にならないため、回復に使うログには更新後の値そのものを持たせるのが基本になる。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問14(IPA)
データベースのREDOのべき等(idempotent)の説明として、適切なものはどれか。
正解:REDOを繰返し実行しても、正常終了するときには1回実行したときと同じデータの状態になること
要点:べき等とは何度実行しても結果が1回分と変わらない性質
べき等とは、同じ操作を何度繰り返しても結果が1回だけ行ったときと変わらない性質をいう。REDOがべき等であれば、回復処理の途中でさらに障害が起きて最初からやり直しても、同じログを二重に適用してしまう心配がない。よってイが正しい。
出典:令和7年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問14(IPA)
データベースのREDOのべき等(idempotent)の説明として、適切なものはどれか。
正解:REDOを繰り返し実行しても、正常終了するときには1回実行したときと同じデータの状態になること。
要点:べき等=何度REDOしても結果が1回分と同じ
べき等とは、同じ操作を何度繰り返しても結果が1回だけ行った場合と変わらない性質をいう。障害回復では、REDO処理の途中でさらに障害が起きて再度やり直すことがあり得るため、更新の再適用が重複しても最終状態が一致することが求められる。この性質があるからこそ、どこまで反映したかを厳密に管理しなくても安全に回復を繰り返せる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。