自動化統制とは?じどうかとうせい
自動化統制とは、システムに組み込まれ、人手を介さず常に同じ規則で機能する統制。IT全般統制が有効であれば、プログラムが変更されない限り同じ結果を返すという反復性が担保されるため、有効性を確かめるために必要な標本件数を、手作業による統制に比べて大幅に減らすことができる。
最終更新:2026-10-06
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人が行う統制は熟練度や繁忙の影響を受けて結果がぶれるため、多くの件数を確かめなければ有効とは言えない。処理を機械に任せれば結果は安定するが、そう言えるのはプログラムが勝手に書き換わらない場合に限られる。だから件数を減らせるという結論は、変更管理やアクセス管理が機能していることとセットでしか成り立たない。
具体例
与信限度額を超える受注を自動で保留にする処理は、限度を超えるデータと超えないデータをそれぞれ試すだけで機能を確かめられる。ただし監査人は、あわせてプログラム変更管理の記録と本番環境へのアクセス権限を確認する。
試験での引っ掛け
反復性を根拠に評価を簡素化できるという論理は、IT全般統制が有効であることが前提である。全般統制に不備があればこの簡素化は成り立たず、また期中にプログラム変更があった場合は、変更の前後を分けて評価する必要がある。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問10(IPA)解説で登場
金融庁“財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準(令和元年)”に基づき、今年度改修した“自動化されたITに係る業務処理統制(ITAC)”の整備状況が…
正解:ITに係る全般統制が有効である。
要点:IT全般統制が有効なら自動化統制は反復性が担保され評価を簡素化できる
自動化された業務処理統制は、プログラムが変更されない限り同じ処理を繰り返すため、一度有効性を確かめれば結果が安定する。ただしこの前提が成り立つのは、プログラム変更管理やアクセス管理といったIT全般統制が有効に機能し、無断の変更が起きないことが担保されている場合に限られる。したがって全般統制が有効であることが、評価作業を簡素化できる条件となる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。