ITへの対応とは?
ITへの対応とは、日本の内部統制の基準で独自に加えられた基本的要素。IT環境への対応と、IT利用と統制からなる。ITを利用した統制の整備・運用と、IT自体に関わるリスクへの対応を求める。
システム監査技術者試験の過去問では4回出題されています(2017年度〜2024年度)。
あいてぃーへのたいおう
ITへの対応の意味
日本の内部統制の基準で独自に加えられた基本的要素。IT環境への対応と、IT利用と統制からなる。ITを利用した統制の整備・運用と、IT自体に関わるリスクへの対応を求める。
ITへの対応の具体例
ITへの対応は試験でどう引っ掛けられる?
米国COSOの5要素には無く、日本の基準が6つ目として加えた要素。ITを利用していない組織に必ず求められるものではない、という位置づけまで問われる。IT全般統制と同義ではない点にも注意。
ITへの対応と関連する用語
ITへの対応が出た過去問
金融庁“財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準(平成23年)”において,“全社的な内部統制”としての“ITへの対応”に該当する評価項目はどれか。
正解:経営者は,ITに関する適切な戦略,計画などを定めているか。
要点:全社的なITへの対応は経営者のIT戦略・計画の適切性を問う
全社的な内部統制は、組織全体に影響を及ぼす統制環境やリスク評価、ITへの対応などを対象とし、経営者レベルの方針・体制が評価項目になる。したがってITへの対応では、経営者がIT戦略や計画を適切に定めているかが問われる。個別システムの試験の十分性や障害対応、委託契約の締結といった項目は、業務プロセスに係る内部統制やIT全般統制の領域である。
出典:平成29年度 春期 システム監査技術者試験 am2 問10(IPA)金融庁"財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準(平成23年)"における,内部統制の基本的要素である"統制活動"はどれか。
正解:経営者の命令及び指示が適切に実行されることを確保するために定める方針及び手続である。
要点:統制活動は経営者の指示が確実に実行されるための方針と手続
内部統制の基本的要素は、統制環境、リスクの評価と対応、統制活動、情報と伝達、モニタリング、ITへの対応の六つである。このうち統制活動は、経営者の命令・指示が組織の中で確実に実行されるように定められた方針と手続を指し、職務分掌や承認手続、突合作業などが具体例になる。
出典:令和1年度 春期 システム監査技術者試験 am2 問8(IPA)金融庁“財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準(令和元年)”における、内部統制の基本的要素である“統制活動”はどれか。
正解:経営者の命令及び指示が適切に実行されることを確保するために定める方針及び手続である。
要点:統制活動は経営者の指示を確実に実行させるための方針と手続
内部統制の基本的要素は、統制環境、リスクの評価と対応、統制活動、情報と伝達、モニタリング、ITへの対応の六つである。このうち統制活動は、経営者の命令や指示が組織の中で確実に実行されるように定める方針と手続を指し、承認、職務分離、照合、記録の保全といった具体的な仕組みが該当する。
出典:令和4年度 秋期 システム監査技術者試験 am2 問9(IPA)金融庁“財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準(令和5年)”における、内部統制の基本的要素である“統制活動”はどれか。
正解:経営者の命令及び指示が適切に実行されることを確保するために定める方針及び手続である。
要点:統制活動は経営者の指示を確実に実行させるための方針と手続
内部統制の基本的要素は、統制環境、リスクの評価と対応、統制活動、情報と伝達、モニタリング、ITへの対応の六つである。統制活動は、経営者の命令や指示が組織の隅々まで確実に実行されるよう定める方針と手続を指し、権限と職責の付与、職務の分掌、承認、照合などが具体例となる。
出典:令和6年度 秋期 システム監査技術者試験 am2 問6(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。