リスクの評価と対応とは?
リスクの評価と対応とは、内部統制の基本的要素の一つで、目的の達成を阻害する要因を識別・分析・評価し、それに応じた対応を選ぶ一連の過程。組織の内外の変化を継続的に拾い上げる仕組みが備わっているかどうかが、他の要素が有効に働くための前提になる。
システム監査技術者試験の過去問では3回出題されています(2019年度〜2024年度)。
りすくのひょうかとたいおう
リスクの評価と対応の意味
内部統制の基本的要素の一つで、目的の達成を阻害する要因を識別・分析・評価し、それに応じた対応を選ぶ一連の過程。組織の内外の変化を継続的に拾い上げる仕組みが備わっているかどうかが、他の要素が有効に働くための前提になる。
リスクの評価と対応の具体例
新規事業の開始や基幹システムの刷新といった変化があったときに、リスクの洗い出しを再実施する手順が規程にあり、実際に会議体で議論された記録が残っているかを確かめる。記録がなければ、変化に追随できない統制として指摘の対象になる。
リスクの評価と対応は試験でどう引っ掛けられる?
リスクマネジメントの一般的な手順と用語は重なるが、ここでは内部統制の基本的要素の一つとして問われる点に注意する。要素の名称と役割の対応を入れ替えた出題が多く、統制活動が対応の実施、リスクの評価と対応がその前段の判断にあたる。
リスクの評価と対応と関連する用語
リスクの評価と対応が出た過去問
金融庁"財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準(平成23年)"における,内部統制の基本的要素である"統制活動"はどれか。
正解:経営者の命令及び指示が適切に実行されることを確保するために定める方針及び手続である。
要点:統制活動は経営者の指示が確実に実行されるための方針と手続
内部統制の基本的要素は、統制環境、リスクの評価と対応、統制活動、情報と伝達、モニタリング、ITへの対応の六つである。このうち統制活動は、経営者の命令・指示が組織の中で確実に実行されるように定められた方針と手続を指し、職務分掌や承認手続、突合作業などが具体例になる。
出典:令和1年度 春期 システム監査技術者試験 am2 問8(IPA)金融庁“財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準(令和元年)”における、内部統制の基本的要素である“統制活動”はどれか。
正解:経営者の命令及び指示が適切に実行されることを確保するために定める方針及び手続である。
要点:統制活動は経営者の指示を確実に実行させるための方針と手続
内部統制の基本的要素は、統制環境、リスクの評価と対応、統制活動、情報と伝達、モニタリング、ITへの対応の六つである。このうち統制活動は、経営者の命令や指示が組織の中で確実に実行されるように定める方針と手続を指し、承認、職務分離、照合、記録の保全といった具体的な仕組みが該当する。
出典:令和4年度 秋期 システム監査技術者試験 am2 問9(IPA)金融庁“財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準(令和5年)”における、内部統制の基本的要素である“統制活動”はどれか。
正解:経営者の命令及び指示が適切に実行されることを確保するために定める方針及び手続である。
要点:統制活動は経営者の指示を確実に実行させるための方針と手続
内部統制の基本的要素は、統制環境、リスクの評価と対応、統制活動、情報と伝達、モニタリング、ITへの対応の六つである。統制活動は、経営者の命令や指示が組織の隅々まで確実に実行されるよう定める方針と手続を指し、権限と職責の付与、職務の分掌、承認、照合などが具体例となる。
出典:令和6年度 秋期 システム監査技術者試験 am2 問6(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。