監査プログラムとは?かんさぷろぐらむ
監査プログラムとは、監査を1件ずつではなく群として束ね、一定の期間に何をどの順で調べるかを決めた取決め。年度単位でテーマ・対象領域・実施時期・担当と資源の配分を割り付ける。JIS Q 19011が用いる語で、1件の監査の中身を書き下す監査手続書より一段上の管理単位にあたる。
最終更新:2026-10-06
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監査を1件ずつ独立に企画すると、同じ部門に偏ったり、重要な領域が何年も対象から外れたりする。一定期間を通した監査の集まりとして組み立て、対象領域と資源配分をあらかじめ決めておくことで、網羅性と優先順位を後から説明できるようになる。JIS Q 19011でも、個々の監査の上位に置かれる管理の単位として整理されている。
具体例
年度監査計画として、上期に販売システムの業務処理統制監査、下期にデータセンタの運用監査を行うと定めた計画全体がこれにあたる。監査人はこの計画が中長期計画と対応し、経営者の承認を受けているかを確かめる。
試験での引っ掛け
個々の監査で適用する手続の一覧と取り違えない。監査プログラムは複数の監査をまとめる取決めで、1件の監査の中で何をどの順に確かめるかを書くのは監査手続書である。階層は、中長期計画→監査プログラム(年度計画)→個別監査の監査手続書の順になる。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問3(IPA)
JIS Q 19011:2019(マネジメントシステム監査のための指針)における、“監査プログラム”の定義はどれか。
正解:特定の目的に向けた、決められた期間内で実行するように計画された一連の監査に関する取決め
要点:監査プログラムは一定期間の監査群をまとめた取決め
監査プログラムは、個々の監査そのものではなく、ある目的に向けて一定期間内に実施する複数の監査をどう組み立てるかという取決めを指す。年間監査計画のように、対象・時期・回数をまとめて設計する上位の枠組みである。個別の監査の段取りを示す「監査計画」とは階層が異なる点に注意したい。
出典:令和7年度 秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問1(IPA)
JIS Q 19011:2019(マネジメントシステム監査のための指針)における、“監査プログラム”の定義はどれか。
正解:特定の目的に向けた、決められた期間内で実行するように計画された一連の監査に関する取決め
要点:監査プログラムは個々の監査ではなく一定期間の監査全体を束ねる取決め
JIS Q 19011 では、複数の監査を束ねて計画・運営する仕組みを「監査プログラム」と呼ぶ。ポイントは「一定期間内に」「特定の目的に向けて」実施される『一連の』監査の取決めである点で、個々の監査そのものではなく、その全体を管理する枠組みを指す。年間監査計画のように、対象・時期・資源配分をまとめて決めるものがこれに当たる。似た用語である監査基準・監査証拠・監査計画との区別が問われている。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。