CSF・KPI・SLOとは?しーえすえふ・けーぴーあい・えすえるおー
CSF・KPI・SLOとは、サービスレベル管理における目標設定の三段構え。CSF(Critical Success Factor、重要成功要因)で成功の鍵を定め、KPI(重要業績評価指標)で達成度を測る指標を決め、SLO(サービスレベル目標)で顧客に約束する具体的な水準を設定する。目的から測定尺度、約束水準へ降ろす順で設計する。
最終更新:2026-10-06
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「安定したサービスを目指す」で止まると、達成したかどうかを誰も判定できず、改善の議論が印象論になる。何が成功の鍵かを言葉で定め、それを測る尺度に置き換え、さらに約束できる数値まで具体化することで、報告と是正が事実の照合として回るようになる。監査では、SLOの数値がCSFと結びついているか、測定結果が実際に改善へ使われているかを記録で確かめる。
具体例
「安定稼働」をCSFとし、「月間の計画外停止時間」をKPIとし、「月間30分以内」をSLOとする。監査人は、報告されている停止時間の算出根拠となる監視データと、目標未達時の是正の記録を突合する。
試験での引っ掛け
順序を問う出題が多く、目的(CSF)→測定尺度(KPI)→約束水準(SLO)の向きで覚える。またCSFという略語は米国NISTのサイバーセキュリティフレームワークも指すため、文脈がサービスレベル管理か情報セキュリティの枠組みかで意味が変わる点に注意する。
関連用語
出た過去問
出典:令和2年度 10月試験 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問11(IPA)
SLAを作成する際に、サービスレベル項目(SLO)、重要業績評価指標(KPI)、重要成功要因(CSF)の三つを検討する。検討する順序のうち、最も適切なものはどれ…
正解:CSF → KPI → SLO
要点:SLAはCSFで目的を定めKPIで測りSLOで水準を約束する順で作る
SLAの検討は目的から指標へと降りていく順序をたどる。まず事業目標を達成するうえで何が決定的かというCSF(重要成功要因)を定め、次にそれが達成できているかを測るためのKPIを設定し、最後にKPIに対応する形でサービス提供者が守るべき水準としてSLOを具体的な数値で定義する。指標を先に決めてから目的を後付けするのは順序が逆である。
出典:令和5年度 秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問11(IPA)
SLAを作成する際に、サービスレベル項目(SLO)、重要業績評価指標(KPI)、重要成功要因(CSF)の三つを検討する。検討する順序のうち、最も適切なものはどれ…
正解:CSF → KPI → SLO
要点:CSFで目的、KPIで測定、SLOで水準を順に定める
まず何を達成できれば事業目的が満たされるのか、その決め手となるCSFを明らかにする。次にCSFの達成度を測る物差しとしてKPIを設定し、最後にKPIを実際のサービス水準の約束値へ落とし込んだものがSLOになる。目的から測定指標、そして合意値へと段階的に具体化する流れである。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの6 サービスマネジメント > 1. サービスマネジメント > (4) SLAに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。