LAN・WANとネットワークプロトコルの基礎とは?らん・わんとねっとわーくぷろとこるのきそ
LAN・WANとネットワークプロトコルの基礎とは、ネットワークを管理主体と距離で分けた区分で、LANは自前で敷設・管理する構内網、WANは通信事業者の設備を借りて拠点間を結ぶ広域網を指す。プロトコルは通信の手順とデータ形式の取り決めで、TCP/IPでは経路選択と配送をIP、到達確認と順序整列をTCPが分担する。応用情報では区分の暗記ではなく、OSI基本参照モデルの層と機器・プロトコルの対応、そして拠点間の回線・冗長化の選択が妥当かという形で問われる。
最終更新:2026-10-06
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初期の計算機はメーカーごとに独自の接続方式を持ち、他社の機器とはつながらなかった。層に分けて各層の役割と隣接層への窓口だけを固定しておけば、下位を光ファイバに替えても上位のアプリケーションを直さずに済む——この独立性を得るために階層モデルが作られた。LANとWANを分けるのも同じ発想で、自前で敷ける範囲と事業者から借りる範囲では、帯域・費用・可用性のどれを設計変数にできるかがまったく違う。
具体例
NTT東日本・西日本のフレッツ回線やNTTコミュニケーションズの広域イーサネットは、拠点間をWANとして結ぶ典型例。構内は自社のスイッチでLANを組むため障害対応も設計変更も自前でできるが、拠点間は事業者網に委ねるので、帯域保証・復旧時間はサービス仕様とSLAの範囲でしか動かせない。
試験での引っ掛け
IPとTCPの向きを取り違えないこと。宛先までの経路選択と配送を担うのがIP(ネットワーク層)で到達は保証せず、到達確認・再送・順序整列を担うのがTCP(トランスポート層)である。OSIの7層とTCP/IPの4階層は対応するが層数が違い、OSIのセション層・プレゼンテーション層はTCP/IP側ではアプリケーション層にまとめられる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問34(IPA)
TCP, UDPのポート番号を識別し、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスとの対応関係を管理することによって、プライベートIPアドレスを使用するLA…
正解:NAPT
要点:NAPTはポート番号も変換して1つのIPを複数端末で共有する
NAPT(Network Address Port Translation、IPマスカレードとも呼ばれる)は、IPアドレスの変換に加えてTCPやUDPのポート番号も付け替えることで、内部の複数端末を1つのグローバルアドレスに対応付ける仕組みです。変換表にポート番号との組合せを記録するため、戻ってきたパケットを正しい内部端末へ振り分けられます。アドレスだけを1対1で変換するNATとの違いがここにあります。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問32(IPA)
100Mビット/秒のLANに接続されているブロードバンドルータ経由でインターネットを利用している。FTTHの実効速度が90Mビット/秒で,LANの伝送効率が80…
正解:54
要点:速度の異なる区間では最も遅い区間が全体の上限を決める
LANの実効速度は100Mビット/秒×0.8=80Mビット/秒で、FTTHの90Mビット/秒より遅いため、こちらが上限となる。540Mバイトは540×8=4,320Mビットなので、4,320÷80=54秒である。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問31(IPA)
無線LANで用いられるSSIDの説明として、適切なものはどれか。
正解:最長32オクテットのネットワーク識別子であり、接続するアクセスポイントの選択に用いられる。
要点:SSIDは最長32オクテットの無線LANネットワーク識別子
SSIDは無線LANのアクセスポイントが属するネットワークを識別する名前で、最長32オクテットの文字列である。端末は受信したSSIDを見て、どのアクセスポイントに接続するかを選択する。
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 1. オペレーティングシステム > (8) ネットワーク制御に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。