応用情報暗記無料で始める

SLA(サービスレベル合意書)とは?えすえるえー

SLA(サービスレベル合意書)とは、サービス提供者と利用者が、提供するサービスの範囲・水準・測定方法・未達時の措置を合意した文書。稼働率や応答時間といったSLI(測定指標)に対して目標値を置き、それを契約上の約束にまで持ち上げたものがSLAで、組織内部の努力目標にとどまるSLOとは拘束力の点で異なる。水準は高ければよいのではなく、可用性を一桁上げるための冗長化コストと、停止による業務損失を突き合わせて決める交渉ごとになる。合意した水準を測定・報告・レビューして改善する活動がSLMであり、SLAはその入力にあたる。

最終更新:2026-10-06

試験情報

応用情報技術者試験の過去問では1回出題されています。

応用情報技術者試験の頻出用語/マネジメント系

別名:Service Level Agreement、SLA、サービスレベル合意書

この語が出る過去問を解く →

背景

可用性は上げるほど費用が跳ね上がる一方、利用側は要求だけなら青天井に出せる。停止による業務損失と冗長化の投資を突き合わせて「ここまでは払う、ここから先は払わない」という線を、契約前に双方で引くための道具がSLAである。クラウドが標準約款で稼働率と返還条件を公表するようになったことで、この線引きは個別交渉から比較可能な仕様へと変わった。測る指標・目標値・契約上の約束をSLI/SLO/SLAと層に分けるのも、内部の努力目標と対外的な拘束を混ぜないためである。

具体例

AWSのAmazon EC2は月間稼働率の目標を公表し、下回った場合に利用料のクレジットを返す形でSLAを定めている。返るのはクレジットであって業務停止による損害の賠償ではないため、可用性が本当に必要なら単一リージョン任せにせず、こちら側で冗長構成を組むという設計判断につながる。

試験での引っ掛け

SLA・SLO・SLIの三つを混ぜない。SLIが測る指標、SLOが目標値、SLAが未達時の措置まで含む契約である。もう一つは稼働率の読み違いで、99.9%は月あたり約43分、99.99%は約4分の停止許容にあたり、桁が一つ上がるごとに構成もコストも変わる。またSLAの未達時に得られるのは多くの場合サービスクレジットで、逸失利益の補填ではない。記述式では「なぜその水準に合意したのか」を、業務停止の影響と冗長化コストの釣り合いで説明できるようにしておく。

関連用語

出た過去問

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

この語が出る過去問を解く →

試験での特徴
  • 試験では1回出題
  • 分野:マネジメント系
  • SLA・SLO・SLIの三つを混ぜない。