キャパシティ管理とは?きゃぱしてぃかんり
キャパシティ管理とは、現在と将来のサービス需要に見合う処理能力を、過不足なく確保し続けるサービスマネジメントのプロセス。実測と傾向分析から不足する時期を予測し、増強の判断を必要になる前に済ませることを目的とする。能力が余っていること自体も費用の無駄として管理対象になる。
最終更新:2026-10-06
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能力不足が表面化してから増強する運用では、機器の調達と設定に数週間かかる間、利用者は遅いまま使い続けるほかない。かといって最初から余裕を大きく取れば、使われない資源に費用を払い続けることになる。将来の需要を予測して増強の時期を先に決めるという工程は、この応答性能と費用という両立しない要求の間で、いつ手を打つかを合意可能な形にするために置かれている。
具体例
クラウドではオートスケーリングによって短時間の変動を吸収できるが、それでも予約インスタンスの購入量や上限値の設計には需要予測が要る。月次の平均値ではなく時間帯別のピークと成長率を並べ、業務側の計画(新拠点の追加、キャンペーン、法改正対応)を織り込んで、上限に触れる時期を先に算出する。
試験での引っ掛け
可用性管理との切り分けが問われる。止まらずに使えるかは可用性管理、必要な処理能力があるかはキャパシティ管理であり、停止していないが応答が遅いという状態は後者の問題になる。また特定のピーク時刻の値だけで判断せず、傾向を追える期間で継続的に測ることが求められる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問14(IPA)解説で登場
キャパシティプランニングの目的の一つに関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
正解:システムの現在の応答時間を調査して、長期的に監視することによって、将来を含めて応答時間を維持することである。
要点:キャパシティ管理は将来の業務量を見越して性能を維持する
キャパシティプランニングは、現在の性能や資源の使用状況を継続的に測定・監視し、将来の業務量の増加を予測して必要な資源を計画的に確保する活動である。目的は目先の性能改善ではなく、将来にわたって要求される応答時間やスループットを維持できるようにすることにある。
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 2. システムの評価指標 > (1) システムの性能特性と評価に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。