SSIDとは?エスエスアイディー
SSIDとは、無線LANのネットワークを識別する最大32オクテットの名前。アクセスポイントがビーコンで報知し、端末はこの名前で接続先を選ぶ。あくまで識別子であって、通信を保護するのはWPA2/WPA3などの暗号化方式であり、SSIDそのものに秘匿の役割はない。
最終更新:2026-10-06
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電波は隣室にも駐車場にも届くため、同じ場所に複数の無線ネットワークが重なって存在する。有線ならケーブルの挿し先が接続先を決めてくれるが、無線では端末が「どれに繋ぐか」を自分で選ばなければならない。SSIDはその選択のために付けられた名札である。名札にすぎない以上、隠したところで侵入を防ぐ役には立たない——この理解が出題の芯になる。
具体例
企業では用途ごとにSSIDを分け、社員用はWPA3-EnterpriseでIEEE 802.1X認証、来客用は別のSSIDにしてVLANで社内LANから分離する構成が一般的。大学間で相互利用されるeduroamも、共通のSSIDを掲示して所属機関の認証基盤へ問い合わせる形で運用されている。
試験での引っ掛け
ステルス化(ビーコンでのSSID通知の停止)は、端末が接続時に送るプローブ要求を観測すれば容易に判明し、暗号化の代わりにはならない。MACアドレスフィルタリングも同様。複数APで同じSSIDを使うのはローミングのための正常な構成であり、なりすましAPをSSID名だけで見分けることはできない。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問31(IPA)
無線LANで用いられるSSIDの説明として、適切なものはどれか。
正解:最長32オクテットのネットワーク識別子であり、接続するアクセスポイントの選択に用いられる。
要点:SSIDは最長32オクテットの無線LANネットワーク識別子
SSIDは無線LANのアクセスポイントが属するネットワークを識別する名前で、最長32オクテットの文字列である。端末は受信したSSIDを見て、どのアクセスポイントに接続するかを選択する。
出典:平成29年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問42(IPA)
無線LAN環境におけるWPA2-PSKの機能はどれか。
正解:アクセスポイントに設定されているのと同じSSIDとパスワード(Pre-Shared Key)が設定されている端末だけに接続を許可する。
要点:WPA2-PSKは事前共有鍵が一致する端末だけに接続を許す
WPA2-PSKは、アクセスポイントと端末にあらかじめ同じパスワード(事前共有鍵)を設定しておき、これを知っている端末だけに接続を許す方式である。接続時にはこの事前共有鍵から通信の暗号化鍵を生成するため、パスワードが一致しない端末は接続も復号もできない。
出典:令和元年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問39(IPA)
無線LAN環境におけるWPA2-PSKの機能はどれか。
正解:アクセスポイントに設定されているのと同じSSIDとパスワード(Pre-Shared Key)が設定されている端末だけに接続を許可する。
要点:WPA2-PSKは事前共有鍵を知る端末だけを接続させ通信も暗号化する
WPA2-PSKは、アクセスポイントと端末にあらかじめ同じ事前共有鍵(パスフレーズ)を設定しておく方式です。接続時にこの鍵を知っていることを確認し、一致した端末だけに接続を許可するとともに、そこから生成した鍵で通信を暗号化します。認証サーバが不要なため家庭や小規模環境で使われます。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 1. ネットワーク方式 > (4) 無線LANに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。