バイモーダルIT(モード1・モード2)とは?ばいもーだるあいてぃー
バイモーダルIT(モード1・モード2)とは、社内のITを、間違いが許されない領域と、まず試して学ぶ領域の二本立てで運営する考え方。前者をモード1、後者をモード2と呼び、開発の進め方だけでなく調達の手続き、予算の付け方、評価の物差しまで別々に用意する。ガートナーが2014年前後に提唱し、DX推進の組織設計で参照される。
最終更新:2026-10-06
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新規事業が進まない原因の多くは技術ではなく社内制度にある。数千万円単位の稟議、年2回のリリース枠、失敗を減点する評価——どれも基幹系の信頼性を守るために作られた仕組みで、試して捨てる活動とは噛み合わない。バイモーダルは既存の制度を壊さずにもう一本立てる案であり、経営会議では「組織を分ける話ではなく、稟議と評価をもう一系統作る話」として提起する。
具体例
モード1にあたるのは、SAPやOracle E-Business Suiteで動く会計・生産管理のように、年に1〜2回のリリース枠で計画的に更新する領域。モード2は、自社の顧客向けアプリをAWS上で2週間ごとに更新し、使われなかった機能は削って作り直す領域にあたる。両者を同じ稟議規程と同じ品質基準で回すと、後者は着手前に半年を失う。
試験での引っ掛け
「モード2=アジャイルで先進、モード1=時代遅れ」と優劣で捉えるのは誤りで、目的の違うものが併存する形である。また組織を二つに分けただけで連携の設計を欠くと、モード2の成果が基幹データにつながらず、実験のまま孤立して終わる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。