供給者管理とは?
供給者管理とは、サービス提供に関与する外部供給者を選定・契約・評価し、合意した水準で役務が提供されるよう管理するプロセス。供給者の実績レビュー、契約の見直し、紛争の処理を含む。
ITサービスマネージャ試験の過去問では5回出題されています(2016年度〜2024年度)。
きょうきゅうしゃかんり
供給者管理の意味
サービス提供に関与する外部供給者を選定・契約・評価し、合意した水準で役務が提供されるよう管理するプロセス。供給者の実績レビュー、契約の見直し、紛争の処理を含む。
供給者管理の具体例
保守ベンダの対応時間の実績を四半期ごとに評価し、契約更新時に条件を見直す。
供給者管理は試験でどう引っ掛けられる?
統括供給者(リード供給者)を使う場合でも、顧客に対する責任はサービス提供者が負う。「下位供給者の管理は統括供給者に任せたので提供者は関与しない」は誤り。提供者は統括供給者を通じて下位供給者が管理されていることを確認する責任がある。
供給者管理と関連する用語
供給者管理が出た過去問
図は、ITサービスを提供するサプライチェーン関係の例である。JIS Q 20000-1の供給者管理プロセスにおける、サービス提供者の統括供給者に対する管理責任に…
正解:サービス提供者は、再請負契約先供給者が統括供給者との契約上の義務を果たすよう、統括供給者が管理していることを検証する。
要点:再請負先は統括供給者が管理し、提供者はそれを検証する
JIS Q 20000-1の供給者管理では、サービス提供者は統括供給者(元請けとなる供給者)との契約関係を管理し、その先の再請負契約先については統括供給者が適切に管理していることを検証する立場をとる。再請負先を直接指揮・評価するのではなく、統括供給者による管理が機能しているかを確認するのが基本である。
出典:平成28年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 am2 問9(IPA)サービスマネジメントシステムの関係プロセスで実施する内容はどれか。
正解:各供給者について、サービス提供者は、供給者との関係、契約及び供給者のパフォーマンスの管理に責任をもつ個人を指名する。
要点:関係プロセスは事業関係管理と供給者管理から成る
サービスマネジメントシステムの関係プロセスは、事業関係管理と供給者管理から成る。供給者管理では、供給者ごとに関係・契約・パフォーマンスの管理に責任をもつ担当者を指名することが求められる。構成管理、サービス要求の実現、予算・会計はいずれも別の区分のプロセスである。
出典:平成29年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 am2 問10(IPA)図は、ITサービスを提供するサプライチェーン関係の例である。JIS Q 20000-1:2012(サービスマネジメントシステム要求事項)の供給者管理プロセスにお…
正解:サービス提供者は、再請負契約先供給者が統括供給者との契約上の義務を果たすよう、統括供給者が管理していることを検証する。
要点:再請負先は統括供給者が管理し、提供者はそれを検証する
JIS Q 20000-1の供給者管理では、サービス提供者は統括供給者との契約関係を管理し、その先の再請負契約先については統括供給者が適切に管理していることを検証する立場をとる。再請負先を直接選定・評価するのではなく、統括供給者による管理が機能しているかを確認するのが基本的な考え方である。
出典:平成30年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 am2 問10(IPA)サービスマネジメントの“事業関係管理”において、サービス提供者が実施すべき活動はどれか。
正解:サービスの顧客、利用者及び他の利害関係者を特定し、文書化し、顧客及び他の利害関係者との間にコミュニケーションのための取決めを確立する。
要点:事業関係管理は「誰と、どう対話するか」を確立するプロセス
事業関係管理は、顧客・利用者・その他の利害関係者を特定し、継続的なコミュニケーションの仕組みを確立して、顧客のニーズや満足度を把握するプロセスである。SLAの合意はサービスレベル管理、外部供給者との契約は供給者管理の担当で、対象と成果物が異なる。誰と、どういう仕組みで関係を維持するかを決めるのが事業関係管理だと押さえるとよい。
出典:令和4年度 春期 ITサービスマネージャ試験 am2 問6(IPA)サービスマネジメントの“事業関係管理”において、サービス提供者が実施すべき活動はどれか。
正解:サービスの顧客、利用者及び他の利害関係者を特定し、文書化し、顧客及び他の利害関係者との間にコミュニケーションのための取決めを確立する。
要点:事業関係管理は「誰と、どう対話するか」を確立するプロセス
事業関係管理は、顧客・利用者・その他の利害関係者を特定して文書化し、継続的なコミュニケーションの取決めを確立して、顧客のニーズや満足度を把握するプロセスである。SLAの合意はサービスレベル管理、外部供給者との契約は供給者管理の担当であり、対象と成果物が異なる。誰と、どのような仕組みで関係を維持するかを決めるのが事業関係管理である。
出典:令和6年度 春期 ITサービスマネージャ試験 am2 問3(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。