流れ図・NSチャート・PADとは?ながれずえぬえすちゃーとぴーえーでぃー
流れ図・NSチャート・PADとは、いずれもプログラムの処理手順を表す図法。流れ図は矢印で制御の流れを描くため任意の飛び越しも書けてしまうのに対し、NS図(構造化チャート)とPADは箱や木の入れ子で構造を表し、入れ子を突き破る遷移を図として書けない。記法の側から構造化を強制する点が対比の要点になる。
最終更新:2026-10-06
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初期のプログラムはgoto文で制御を自由に飛ばして書かれ、動くが読めないコードが保守を圧迫した。流れ図はその書き方をそのまま描けてしまうため、設計図の段階で悪い構造を止められない。順次・選択・繰返しの3構造だけで組み立てる方針を、記法として表現できる範囲をあえて狭めることで担保しようとしたのが、入れ子型の図法である。
具体例
三重の繰返しの内側から一気に外へ抜ける処理を書くとき、流れ図なら外側へ矢印を伸ばせるが、NS図では入れ子の箱を突き破れない。そのため判定用のフラグを置くか、処理を関数へ切り出す形へ書き直すことになり、読み手が範囲を追える構造へ誘導される。
試験での引っ掛け
NS図やPADは流れ図より表現力が高い、と覚えると誤り。書ける形をあえて狭めていることが利点で、表現できる範囲そのものは流れ図のほうが広い。PADは木構造を右へ展開するので階層は見やすいが、入れ子が深いと横に伸びる。優劣ではなく用途による使い分けである点が問われる。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問22(IPA)
あるプログラムについて,流れ図で示される部分に関するテストケースを,判定条件網羅(分岐網羅)によって設定する。この場合のテストケースの組合せとして,適切なものは…
正解:(A=1, B=1), (A=7, B=1)
要点:分岐網羅は各判定の真と偽を一度ずつ通ればよい
判定条件網羅(分岐網羅)は、各判定について真と偽の双方を少なくとも一度ずつ通ることを求める基準である。設問の判定は二つの条件の論理和なので、両方の条件が成り立たない組合せで偽、少なくとも一方が成り立つ組合せで真となるようにテストケースを選べばよい。個々の条件の真偽をすべて試す条件網羅とは基準が異なる点に注意する。
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 2. 設計 > (11) モジュールの設計に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。