予防処置とは?よぼうしょち
予防処置とは、まだ発生していない不適合や問題について、原因となりうる要因を先に取り除く活動。発生した事象の原因を除去する是正処置と対をなし、問題管理では傾向分析から将来のインシデントを予測して手を打つ形で現れる。支援士では、他組織で公表された攻撃手口や脆弱性情報をもとに自組織の対策を先回りする管理策として問われる。
最終更新:2026-10-06
情報処理安全確保支援士を最短で暗記・合格する →背景
インシデントが起きてから直す運用では、同じ原因が別のシステムで繰り返し障害を生み、対応要員が火消しに追われ続けた。傾向を読んで手前で潰す活動を制度として組み込まないと、担当者の気づきに依存して抜けが出る。ISMSでは、発生前のリスクへの取組みとして計画段階に織り込む扱いになった。セキュリティでは、脆弱性情報の収集と自組織への当てはめが予防処置の中心になる。
具体例
JPCERT/CC が公開する注意喚起や JVN の脆弱性情報を受け取り、自社が使う製品と版を照合して、攻撃が観測される前にパッチ適用や設定変更を済ませる運用がこれにあたる。また、ディスク使用率の傾向から3か月後に上限へ達すると分かった監視サーバの容量を、逼迫前に増やす判断も予防処置である。
試験での引っ掛け
「再発防止策」を予防処置として選ばせる問題がある。再発防止はすでに起きた事象への対応なので是正処置に分類され、予防処置は未発生の懸念が起点である点で区別する。また、インシデントの一時的な回避策(ワークアラウンド)は根本原因を除去していないため、是正処置にも予防処置にも当たらない。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの6 サービスマネジメント > 2. サービスマネジメントシステムの計画及び運用 > (17) 問題管理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。