DDoS攻撃とは?ディードスこうげき
DDoS攻撃とは、多数の機器から同時に要求を送りつけ、回線や処理能力を使い切らせてサービスを止める攻撃。送信元が分散しているため個々の要求は正規の通信と区別しにくく、送信元を1つ遮断しても止まらないところが単独のDoSとの違い。
最終更新:2026-10-06
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一台からの攻撃なら送信元を遮断すれば済んだが、乗っ取られた端末やIoT機器のボットネットを使われると、防御側は「正しい形の要求が多すぎる」状態に置かれる。処理自体は正常なのでアプリ側の作り込みでは防ぎきれず、自前の回線容量を超える量は上流で吸収するしかない。SAでは、可用性要件をどの層で担保するかという構成の判断として問われる。
具体例
CDNやスクラビングセンタを前段に置き、攻撃トラフィックを分散して吸収してから正規分だけを配信元へ通す。AWS ShieldやAkamai、Cloudflareがこの層のサービスにあたり、配信元のIPアドレスを隠して直接到達させない構成と組み合わせる。
試験での引っ掛け
送信元を偽装して第三者のサーバへ問い合わせ、その応答を標的へ集めるDRDoS(リフレクション型)は、応答が要求より大きいプロトコルが狙われる。EDoSはサービスを止めるのではなく従量課金を膨らませて経済的に消耗させる攻撃で、止まらなかったから被害がない、とは言えない。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和4年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問17(IPA)
マルチベクトル型DDoS攻撃に該当するものはどれか。
正解:攻撃対象のWebサーバ1台に対して、多数のPCから一斉にリクエストを送ってサーバのリソースを枯渇させる攻撃と、大量のDNS通信によってネットワークの帯域を消費する攻撃を同時に行う。
要点:複数種類の攻撃を同時併用するDDoSがマルチベクトル型
マルチベクトル型DDoS攻撃は、性質の異なる複数の攻撃手法(ベクトル)を同時に組み合わせて仕掛けるDDoS攻撃である。サーバの処理資源を狙う攻撃と回線帯域を埋め尽くす攻撃を併用されると、単一の対策では防ぎきれず、防御側の負担が大きくなる。
出典:令和7年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問16(IPA)解説で登場
オープンリゾルバを悪用した攻撃はどれか。
正解:送信元IPアドレスを偽装したDNS問合せを多数のDNSサーバに送ることによって,攻撃対象のコンピュータに大量の応答を送る。
要点:送信元詐称のDNS問合せで応答を標的に集中させる増幅攻撃
オープンリゾルバは、誰からの再帰問合せにも応答してしまうDNSサーバである。攻撃者は送信元IPアドレスを標的のものに詐称した問合せを多数のオープンリゾルバへ送り、応答をすべて標的へ集中させる。問合せより応答のほうがデータ量が大きいため、少ない送信量で大量の通信を浴びせられる増幅型のDDoS攻撃となる。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの3 技術要素 > 1. 情報セキュリティ > (7) 攻撃手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。