プライバシバイデザインとは?ぷらいばしばいでざいん
プライバシバイデザインとは、個人データの保護を、事故後の対処ではなく企画・設計の段階から既定の機能として組み込む考え方。事前的・予防的であること、初期設定でプライバシが保護されること、機能を犠牲にしない正の和であること、透明性の確保など7つの原則からなる。
最終更新:2026-10-06
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保護をシステムの外側の運用ルールや同意画面で担保しようとすると、設計が終わった後には打てる手が限られ、そもそも集める項目を減らすといった根本的な選択がもう選べない。設計初期にしか効かない判断があるという反省から生まれた考え方で、GDPRが「データ保護バイデザイン及びバイデフォルト」として義務化したことで実務要件になった。
具体例
アン・カブキアンが提唱し7原則として整理した。設計では、収集する個人データを目的に必要な最小限へ絞る、既定値を「共有しない」に置く、識別が要らない処理には仮名化・匿名加工した値だけを渡す、といった形で要件へ落とす。
試験での引っ掛け
同意画面や運用規程を後から足すことではなく、データ項目の選定・既定値・保持期間という設計そのものに織り込むのが要件。「保護を強めれば機能が落ちる」という二者択一を置かず、両立させる(正の和)ことまで原則に含まれる点も落としやすい。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問14(IPA)
プライバシバイデザイン(Privacy by Design)の説明はどれか。
正解:製品の設計工程で、利用者の個人情報が適切に扱われるように考慮したシステムを設計すること
要点:プライバシ保護を設計段階から作り込む考え方
プライバシバイデザインは、個人情報の保護を後付けの対策ではなく、製品やシステムの設計段階からあらかじめ組み込むという考え方である。仕様を決める時点でデータの収集範囲や取扱い、既定値としての保護の在り方まで検討する点が要点で、漏えい後の検知策や規則の策定だけでは要件を満たさない。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの3 技術要素 > 1. 情報セキュリティ > (1) 情報セキュリティの目的と考え方に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。