メールサーバとは?メールサーバ
メールサーバとは、電子メールの送信・転送・保管・取出しを担うサーバ群の総称。送信と中継はSMTP、利用者による取出しはPOPまたはIMAPが担い、実際には送信を担うMTA、配送を担うMDA、取出しを担うサーバが連携して1つの機能に見えている。業務連絡の基盤であるため、可用性と送達性の要件をどこまで自社で持つかが方式選択の中心になる。
最終更新:2026-10-06
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組織内の連絡を電話と紙で回していた時代は、記録が残らず、不在時にやり取りが止まっていた。非同期に届き、内容が文字として残る手段としてメールが基幹の連絡路になった結果、メールの停止がそのまま業務の停止になり、可用性・保管容量・監査対応が設計要件へ格上げされた。自社運用かクラウド利用かの判断は、レガシー刷新案件で必ず通る分岐点である。
具体例
自社運用ではPostfixとDovecotの組合せが典型で、クラウドではMicrosoft 365 Exchange OnlineやGoogle Workspaceへ移す選択になる。移行の際は、既存メールデータの移送方式、MXレコードの切替タイミング、切替中の二重受信の扱いを移行要件として明記する必要がある。
試験での引っ掛け
送信を担うSMTPサーバと、保管・取出しを担うPOP/IMAPサーバは役割が別で、1台に見えていても機能としては分かれている。プロトコルの向きも取り違えやすく、サーバ間の転送は常にSMTPで、POP/IMAPは利用者が取り出す側にしか使われない。
関連用語
出た過去問
出典:令和3年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問20(IPA)解説で登場
スパムメール対策として、サブミッションポート(ポート番号587)を導入する目的はどれか。
正解:SMTP-AUTHを使用して、メール送信者を認証する。
要点:サブミッションポート587はSMTP-AUTHで送信者を認証する
サブミッションポート587番は、利用者のメールクライアントからメールサーバへの送信専用に分けられたポートで、SMTP-AUTHによる送信者認証を必須にできる。ISPは25番ポートの外向き通信を遮断するOP25Bと組み合わせ、認証を経た正規利用者の送信だけを許すことで迷惑メールの踏み台化を防ぐ。
出典:令和7年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問19(IPA)解説で登場
スパムメール対策として,サブミッションポート(ポート番号587)を導入する目的はどれか。
正解:SMTP-AUTHを使用して,メール送信者を認証する。
要点:サブミッションポートはSMTP-AUTHで送信者を認証するための口
サブミッションポートは、利用者のメールソフトからプロバイダのメールサーバへメールを投稿する専用の口である。ここではSMTP-AUTHによる送信者認証を必須にできるため、認証を通らない送信を拒否でき、正規利用者になりすました迷惑メールの送信や、他所からの無認証の送信を抑えられる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。