セキュアOS(強制アクセス制御)とは?せきゅあおーえす
セキュアOS(強制アクセス制御)とは、管理者権限を持つプロセスであっても、あらかじめ定めたポリシに反する操作を許さないOS。所有者の裁量に委ねる任意アクセス制御に代えて強制アクセス制御(MAC)を敷き、プロセス単位で最小権限を割り当てることで、侵入が成立しても被害の及ぶ範囲を封じ込める。
最終更新:2026-10-06
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通常のOSでは、最上位権限を奪われた時点であらゆる資源が操作可能になる。権限が一点に集中していること自体が被害拡大の原因なので、権限を管理者ではなくポリシの側に置き、実行主体ごとに触れてよい資源を宣言させる設計へ移した。侵入を防ぐ層ではなく、成立後の被害を限定する層として多層防御に組み込む。
具体例
LinuxのSELinuxでは、Webサーバプロセスに与えるドメインを定義してドキュメントルート以外への書込みを禁じる。脆弱性を突かれて任意コード実行に至っても、そのプロセスからは設定ファイルや秘密鍵に手が届かない。
試験での引っ掛け
任意アクセス制御(DAC)は所有者が自分の判断で権限を緩められるため、乗っ取り後の改ざんを止められない。ここが対比の要点。ポリシは資源ごとに書く必要があり、運用を止めないために緩めていくと強制アクセス制御の意味自体が失われる点も問われる。
関連用語
出た過去問
出典:令和元年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問25(IPA)
セキュアOSを利用することによって期待できるセキュリティ上の効果はどれか。
正解:強制アクセス制御の設定によって、ファイルの更新が禁止されていれば、システムに侵入されてもファイルの改ざんを防止できる。
要点:セキュアOSは強制アクセス制御で侵入後の改ざんを抑止する
セキュアOSの中核機能は強制アクセス制御(MAC)である。管理者が定めたポリシに従ってアクセス権が強制され、プロセスやファイルの所有者であっても勝手に権限を変更できない。そのため管理者権限を奪われるような侵入を受けても、書込みが禁止されたファイルの改ざんを防げる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。