リスク登録簿とは?りすくとうろくぼ
リスク登録簿とは、特定したリスクを、内容・発生確率・影響度・優先度・対応戦略・対応策・リスク責任者(リスクオーナー)・状態とともに記録した一覧。特定した時点で完成する文書ではなく、分析と対応の結果を書き足しながらプロジェクトを通じて更新し続ける。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
リスクを会議の場で口頭確認するだけでは、誰が見張っているのかが曖昧になり、顕在化して初めて思い出すことになる。一覧に固定して確率・影響・責任者を明示しておけば、監視の対象と頻度を決められ、担当交代時の引継ぎもできる。論述で「リスクを想定した」とだけ書いても弱く、誰にどの頻度で監視させたかまで書けるかが差になる。
具体例
「連携先の仕様確定遅延/発生確率:中/影響:大/優先度:高/戦略:軽減/対応策:週次で確定状況を確認し、2週遅れた時点で暫定仕様に切替え/責任者:連携チームリーダ」といった粒度で記載する。
試験での引っ掛け
課題管理表との分岐点は「まだ起きていないか、もう起きているか」。登録簿に載るのは発生が不確実な事象で、顕在化した時点で課題(イシュー)として課題管理表へ移す。リスク責任者は必ずしもPMではなく、最も監視・対処できる担当者を割り当てる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問14(IPA)
出典:令和4年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問3(IPA)解説で登場
JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)において、管理のプロセス群を構成するプロセスのうち、WBSが主要なインプットの一つとして示され…
正解:スコープの管理
要点:WBSはスコープの基準でありスコープの管理の入力になる
WBSはプロジェクトのスコープを階層的に分解した成果物であり、スコープが計画どおりに保たれているかを確認する際の基準になる。したがって管理プロセス群のうち、WBSを主要なインプットとするのはスコープの管理である。品質・変更・リスクの各管理は、それぞれ品質計画や変更要求、リスク登録簿などを主なインプットとする。
出典・参考
公式シラバスの5プロジェクトの終結 > 5-2得た教訓の収集に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。