定量的リスク分析とは?
定量的リスク分析とは、特定されたリスクがプロジェクト目標全体に与える影響を数値で分析するプロセス。モンテカルロ・シミュレーション、感度分析、デシジョンツリー分析、EMV(期待金額価値)分析などを用い、「予算内で完了する確率」といった形で結果を示す。
プロジェクトマネージャ試験の過去問では4回出題されています(2016年度〜2021年度)。
ていりょうてきりすくぶんせき
定量的リスク分析の意味
特定されたリスクがプロジェクト目標全体に与える影響を数値で分析するプロセス。モンテカルロ・シミュレーション、感度分析、デシジョンツリー分析、EMV(期待金額価値)分析などを用い、「予算内で完了する確率」といった形で結果を示す。
定量的リスク分析の具体例
各作業の所要期間を確率分布で与えてシミュレーションし、「納期を守れる確率は72%」という結果を得る。
定量的リスク分析は試験でどう引っ掛けられる?
すべてのリスクに定量的分析を行う必要はない。定性的分析で優先度の高いものに絞って実施するのが実務的。
定量的リスク分析と関連する用語
定量的リスク分析が出た過去問
PMBOKによれば,プロジェクトリスクマネジメントにおける定性的リスク分析で実施することのうち,適切なものはどれか。
正解:リスクの発生確率と影響度を査定した結果に基づいて,リスク登録簿を更新する。
要点:定性的リスク分析は確率と影響度で優先順位を付け登録簿を更新する
定性的リスク分析は、特定済みの各リスクについて発生確率と影響度を評価し、確率・影響度マトリックスなどを用いて優先順位を付けるプロセスである。その査定結果はリスク登録簿に反映(更新)され、続く定量的リスク分析や対応計画の入力になる。数値モデルによる分析は行わない点が定量的リスク分析との違いである。
出典:平成28年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問14(IPA)PMBOKガイド 第5版によれば、プロジェクト・リスク・マネジメントでは、定性的リスク分析でリスクの優先順位を査定し、定量的リスク分析でリスクがプロジェクト目標…
要点:確率・影響度マトリックスは定性的、感度分析やEMVは定量的手法
定性的リスク分析は、各リスクの発生確率と影響度を評価し、その組合せから優先順位を決めるプロセスで、発生確率・影響度マトリックスが代表的なツールである。感度分析や期待金額価値分析、デシジョンツリーは数値モデルを用いる技法なので、定量的リスク分析で使われる。
出典:平成30年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問11(IPA)どのリスクがプロジェクトに対して最も影響が大きいかを判断するのに役立つ定量的リスク分析とモデル化の技法として、感度分析がある。感度分析の結果を示した次の図を何と…
正解:トルネード図
要点:感度分析の結果を影響度順の横棒で示した図がトルネード図
感度分析は、個々の不確実要因が目標に与える影響の大きさを比較する定量的リスク分析の技法である。影響の大きい要因から順に横棒を並べると、上ほど棒が長く下にいくほど短い竜巻状の形になるため、この図をトルネード図と呼ぶ。どのリスクに優先的に手を打つべきかを一目で判断できる。
出典:令和1年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問10(IPA)どのリスクがプロジェクトに対して最も影響が大きいかを判断するのに役立つ定量的リスク分析とモデル化の技法として、感度分析がある。感度分析の結果を示した次の図を何と…
正解:トルネード図
要点:感度分析の結果を影響度順に並べた図がトルネード図
感度分析は、個々の不確実要因が目標にどれだけ影響するかを比較する定量的リスク分析の技法である。影響の大きい要因から順に横棒を並べると上ほど長く下にいくほど短い竜巻状の形になるため、この図をトルネード図と呼ぶ。どのリスクに優先的に対処すべきかが一目で分かる。
出典:令和3年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問11(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。