発生確率・影響度マトリックスとは?はっせいかくりつえいきょうどまとりっくす
発生確率・影響度マトリックスとは、特定したリスクを発生確率と影響度の二軸へ配置し、対応を要するものを機械的に絞り込む定性的分析の道具。確率と影響の区分、および赤・黄・緑の閾値を組織が先に定義しておくことで、評価者による振れ幅を抑え、限られた予備費と工数を上位のリスクへ集中させる。
最終更新:2026-10-06
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リスク登録簿は放っておけば数十件に膨らむが、全件へ対応計画を作る余力はない。かといってPMの勘で選べば、声の大きいステークホルダの懸念が上位に来てしまう。二つの軸と閾値を組織のルールとして先に固定しておけば、絞り込みの根拠が個人の判断から離れる。JIS Q 21500がリスク評価を反復的なプロセスと位置づけているのは、状況が変われば同じリスクの位置も動くためである。
具体例
確率「中(30〜50%)」×影響「大(納期1か月超の遅延)」を赤と定義し、赤は対応計画とオーナーを必須、黄は監視、緑は登録のみと運用する。50件のリスクのうち対応計画を要するのが8件に絞られ、週次のリスクレビューでは赤と黄だけを見ればよくなる。
試験での引っ掛け
確率×影響の積で並べると、確率は低いが起きれば事業が止まる事象が下位に沈む。この型は積の順位から外して別枠で扱う。またこれは定性的分析であり、金額へ換算するEMVは次の段階の技法。区分の定義を決めずに「大・中・小」とだけ書けば、評価者ごとに基準がずれる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問14(IPA)解説で登場
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。