WBS(ワークブレークダウンストラクチャ)とは?
WBS(ワークブレークダウンストラクチャ)とは、プロジェクトの成果物と作業を、管理可能な小さい単位へ段階的に階層分解した構成図。最下位の要素をワークパッケージという。作業の抜け漏れを防ぎ、見積り・要員割当・進捗管理・責任分担の共通の基礎を与える。
プロジェクトマネージャ試験の過去問では8回出題されています(2017年度〜2022年度)。
だぶりゅーびーえす
WBS(ワークブレークダウンストラクチャ)の意味
プロジェクトの成果物と作業を、管理可能な小さい単位へ段階的に階層分解した構成図。最下位の要素をワークパッケージという。作業の抜け漏れを防ぎ、見積り・要員割当・進捗管理・責任分担の共通の基礎を与える。
WBS(ワークブレークダウンストラクチャ)の具体例
「システム構築」→「販売管理サブシステム」→「受注入力機能」→「受注入力画面の設計」のように分解し、最下位に工数と担当者を割り当てる。
WBS(ワークブレークダウンストラクチャ)は試験でどう引っ掛けられる?
WBSの目的は「作業を漏れなく定義し管理の基礎を作ること」。作業の実施順序や依存関係を表すものではない(それはスケジュールネットワーク図の役割)。
WBS(ワークブレークダウンストラクチャ)と関連する用語
WBS(ワークブレークダウンストラクチャ)が出た過去問
PMBOKガイド第5版によれば,プロジェクトスコープマネジメントにおいて,WBSの作成に用いるローリングウェーブ計画法の説明はどれか。
正解:将来実施予定の作業については,上位レベルのWBSにとどめておき,詳細が明確になってから,要素分解して詳細なWBSを作成する。
要点:ローリングウェーブ法は直近だけ詳細化し先は概略のまま置く
ローリングウェーブ計画法は段階的詳細化の一形態で、近い将来の作業は詳細なレベルまで要素分解し、先の作業は上位レベルのまま置いておく。情報が明らかになった時点でその部分を詳細化していくため、不確実な段階で無理に細部を決め込むことによる手戻りを避けられる。
出典:平成29年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問4(IPA)WBSの構成要素であるワークパッケージに関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:ワークパッケージは,通常,アクティビティに分解される。
要点:ワークパッケージはWBS最下位要素でアクティビティに分解される
ワークパッケージはWBSの最下位レベルの要素で、コストと所要期間を見積もり、進捗を管理できる単位である。スケジュールを作成する際には、ワークパッケージをさらにアクティビティ(作業)へ分解して、順序付けや所要期間の見積りを行う。
出典:平成29年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問5(IPA)PMBOKガイド 第5版によれば、プロジェクト調達マネジメントにおける調達作業範囲記述書に記載すべき項目はどれか。
正解:プロジェクト完了後の調達品の運用サポートの内容
要点:調達作業範囲記述書には売手に求める提供範囲とサポート内容を書く
調達作業範囲記述書は、売手に何を提供してほしいかを明確に伝えるための文書で、調達品の仕様や数量、性能要件に加え、納入後の運用サポートや保守の内容など、売手が応札の可否と価格を判断できる情報を記載する。買手側の内部事情であるプロジェクト全体のWBSや予算、リスクは記載対象ではない。
出典:平成30年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問15(IPA)WBSを構成する個々のワークパッケージの進捗率を測定する方法のうち、ワークパッケージの期間が比較的長い作業に適した、重み付けマイルストーン法の説明はどれか。
正解:設計書のレビューを完了したら60%、社内承認を得たら80%というように、あらかじめ設定した作業の区切りを過ぎるごとに計上する進捗率を決めておく。
要点:重み付けマイルストーン法は節目ごとの進捗率を事前に定める
重み付けマイルストーン法は、ワークパッケージの途中に複数の中間節目を設定し、各節目の通過時点で計上する進捗率をあらかじめ決めておく方法である。期間が長い作業でも節目ごとに客観的な進捗が計上でき、作業が長期間0%のまま停滞して見えることを防げる。0/100法や50/50法のような固定比率法、期間の経過比で測る方法とは区別する。
出典:令和1年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問6(IPA)PMBOKガイド 第6版によれば、WBSの構成要素であるワーク・パッケージに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:ワーク・パッケージは、通常、アクティビティに分解される。
要点:ワーク・パッケージはWBS最下位でアクティビティに分解される
ワーク・パッケージはWBSの最下位に位置する要素で、コストと期間の見積り、進捗の管理を行う最小単位である。スケジュールを作成する際には、ワーク・パッケージをさらにアクティビティ(実施すべき作業)へ分解する。上位の成果物1つが複数のワーク・パッケージに分かれることもあり、1対1に限られるわけではない。
出典:令和1年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問12(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。