コミュニケーションマネジメント計画書とは?こみゅにけーしょんまねじめんとけいかくしょ
コミュニケーションマネジメント計画書とは、誰に・何を・いつ・どの手段で・どの粒度で伝えるかを、受け手ごとに定めた計画文書。必要とする情報も頻度も相手によって違うことを前提に設計し、プロジェクトマネジメント計画書の従属計画として承認を受け、変更管理の対象になる。会議体、報告の書式、エスカレーションの経路まで含めて定める。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
情報が届かなければ判断が遅れ、届きすぎれば重要な報告が埋もれる。どちらも同じく失敗として扱われるため、量ではなく宛先ごとの設計が要る。地理的に分散した体制や複数の協力会社が絡むほど、伝達の経路と会議体を先に決めておかないと、伝えたつもりの情報が抜ける。炎上したときにまず疑うべきは、この計画が受け手別になっているかである。
具体例
経営層には月次でコストとリスクを1枚に要約、業務部門には隔週で移行スケジュール、開発チームには日次でタスク状況。意思決定が要る情報はTeamsの会議体に載せ、記録が要る情報はBacklogのチケットに残す、と手段まで書き分ける。
試験での引っ掛け
全員に全部を流すのは計画ではない。情報過多は伝達不足と同じく問題として扱われる。またステークホルダが入れ替われば計画も変更管理を通して更新すべきもので、キックオフで作って据え置く運用は、この文書の役割を果たしていない。
関連用語
出た過去問
出典:平成31年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問14(IPA)
顧客に提出した進捗状況の報告書に対して、顧客から成果物ごとの進捗状況についての問合せが繰り返しあった。今後このような事態が発生しないようにするためには、プロジェ…
正解:伝達すべき情報の内容、表現形式及び詳細度
要点:同じ問合せの繰り返しは報告内容の詳細度不足を示す
報告書を出しているのに同じ問合せが繰り返されるのは、報告のタイミングや宛先ではなく、報告に載せている情報の粒度が受け手の求める水準に達していないためである。成果物ごとの進捗を知りたいという要求に応えるには、伝達すべき情報の内容と表現形式、詳細度をコミュニケーションマネジメント計画書で見直す必要がある。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。