特権モードとは?とっけんもーど
特権モードとは、CPUが実行できる命令とアクセスできる資源を、動作モードによって階層的に制限する仕組み。特権の強いモードほど扱える範囲が広く、一般にファームウェアやハイパバイザ、OSカーネル、ユーザアプリケーションの順に弱くなる。アプリは特権命令を直接実行できず、システムコールでOSへ代行を頼む。
最終更新:2026-10-06
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初期の計算機はすべてのプログラムが同じ権限で動いたため、1本の誤ったプログラムが他のプログラムやOS自身の領域を壊し、機械ごと止めることができた。複数の利用者やプロセスを同時に走らせるには、資源へ直接触れる操作をOSだけに許し、アプリからは頼む形にする境界が要る。この境界をハードウェアの動作モードとして持たせたのが特権モードで、仮想化の普及に伴いその外側へハイパバイザ用の層がもう一段加えられた。
具体例
Linuxでアプリケーションがディスクへ書くとき、アプリ自身はI/O命令を発行できず、writeシステムコールでカーネルへ制御が移ってから実行される。VMware ESXiやKVMのような仮想化基盤では、ゲストOSのカーネルはさらに下の層にあるハイパバイザの管理下に置かれる。
試験での引っ掛け
権限の強弱を問う出題では、アプリケーションよりOSカーネル、OSカーネルより仮想化層やブートファームウェアが強いという順序を押さえる。ユーザモードで特権命令を実行しようとした場合、無視されるのではなく例外が発生してOSへ制御が移る点も取り違えやすい。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問22(IPA)
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの2 コンピュータシステム > 1. オペレーティングシステム > (2) OS の機能と構成に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。