クラウド移行の類型(リホスト・リプラットフォーム・リファクタリング)とは?くらうどいこうのるいけいりほすとりぷらっとふぉーむりふぁくたりんぐ
クラウド移行の類型(リホスト・リプラットフォーム・リファクタリング)とは、クラウドへ移すときに、どこまで作り替えるかで方式を段階に分けた整理。手を入れない側から順に、仮想マシンごとそのまま移すリホスト(リフト&シフト)、データベースをマネージドサービスへ置き換えるなど一部だけを最適化するリプラットフォーム、クラウドの前提に合わせて構造から作り直すリファクタリングと並ぶ。
最終更新:2026-10-06
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移行には期限と予算の制約が同時にかかる。データセンタの契約満了やハードウェアの保守終了は日付を動かせない一方、クラウドの利点である弾力性や運用の委譲は、作り替えなければ手に入らない。作り替えの深さを段階として持っておくことで、期限に間に合う範囲でまず移し、残りを後続の年度へ回すという計画を立てられる。
具体例
ネットワークから見ると段階ごとに要件が変わる。リホストではAWS Direct ConnectやAzure ExpressRouteのような専用線を引いて既存の通信をそのまま通す設計になるが、リプラットフォームまで進めば経路の多くがクラウド内で閉じ、リファクタリングでは拠点からの通信が公開エンドポイント中心へ変わる。
試験での引っ掛け
リホストは最も速いが、資源を占有したまま移すため運用費は下がりにくい。従量課金でかえって高くつくこともあり、「クラウドへ移せば安くなる」という前提を置いた記述は誤りである。費用の削減は、自動停止・スケール調整・マネージド化まで進めて初めて表れる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成30年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問25(IPA)
ソフトウェアのリファクタリングの説明はどれか。
正解:外部から見た振る舞いを変更せずに保守性が高いプログラムに書き直す。
要点:リファクタリングは振る舞いを保ったまま内部を改善
リファクタリングは、プログラムの外部から見た動作を変えないまま、内部構造を整理して読みやすく保守しやすい形に書き直す作業である。重複の除去や適切な分割によって、後の機能追加や修正を行いやすくする。動作が変わっていないことをテストで確かめながら進める。
出典:令和3年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問25(IPA)解説で登場
ソフトウェアを保守するときなどに利用される技術であるリバースエンジニアリングに該当するものはどれか。
正解:ソースプログラムを解析してプログラム仕様書を作る。
要点:リバースエンジニアリングは実装から設計情報を復元すること
リバースエンジニアリングは、既存のソースコードやオブジェクトコードを解析して、設計書や仕様書といった上位の情報を復元する作業である。保守対象のドキュメントが失われている場合などに使われ、復元した仕様を基に作り直すことをリエンジニアリングと呼ぶ。ソースを読みやすく書き換える作業はリファクタリングであり、抽象度が上がらないため該当しない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。