PAUSEフレームとは?ぽーずふれーむ
PAUSEフレームとは、受信バッファがあふれそうな機器が、対向機器へ送信の一時停止を要求するIEEE 802.3xの制御フレーム。宛先に予約マルチキャストアドレス01-80-C2-00-00-01を使い、停止させたい時間をパラメタで指定する。効くのは全二重リンクの1区間だけという、局所的なフロー制御である。
最終更新:2026-10-06
ネットワークSPを最短で暗記・合格する →背景
ポート間で速度が違ったり、複数ポートからの流入が1ポートへ集中したりすると、受信側のバッファが尽きてフレームが捨てられる。上位のTCPは再送で回復できるが、それは損失を検知するまでの往復時間ぶん遅れる。捨てる前に隣へ「少し待て」と言えれば、その区間だけは無損失にできる。iSCSIやFCoEのように損失を嫌うトラフィックをLANへ載せる設計で選択肢になる。
具体例
サーバを10G、バックアップ装置を1Gで収容したスイッチでは、10G側からの流入が1G側の送出能力を超えてバッファが枯渇するため、スイッチが10G側へPAUSEを返す。IEEE 802.1Qbbの優先度フロー制御(PFC)は、これを優先度クラスごとに掛けられるよう拡張したもの。
試験での引っ掛け
効くのは隣接する1リンクだけで、経路全体の混み具合に合わせるエンドツーエンドの輻輳制御(TCPのウィンドウ制御)とは層も範囲も違う。またリンクをまるごと止めるため、止めたくない優先度のトラフィックまで巻き込む(それを避けるのがPFC)。半二重リンクでは使わない。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。