重大インシデントとは?じゅうだいいんしでんと
重大インシデントとは、事業への影響が特に大きく、通常のインシデント対応とは別の手順・体制で扱うと決めたインシデント。何を重大とみなすかの基準(影響範囲と緊急度)、発動する体制、報告経路を、発生の前に文書化しておくことがJIS Q 20000の要求事項になっている。
最終更新:2026-10-07
高度試験の午前Iを最短で暗記する →背景
大規模な障害の最中は、判断できる人を集めること自体に時間がかかり、その場で基準や役割を決めていては初動が遅れる。あらかじめ「これに当たれば別の手順」と線を引いておくのは、判断を平時へ前倒しして、有事に迷わせないためである。
具体例
2021年のみずほ銀行のATM障害のように、全国の利用者が取引できなくなる規模の停止では、通常の障害対応と別に指揮者を置き、復旧作業と並行して経営層への逐次報告と顧客・監督官庁への説明を回す体制が発動される。
試験での引っ掛け
「重大かどうか」を発生後にその場で判断する運用は要求を満たさない。基準と手順をあらかじめ定義しておくことが要求事項である。また問題管理(原因の除去)とは別で、重大インシデントでも当面の目的は復旧、原因の追究は問題管理へ渡す。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。