依存関係(FS・SS・FF・SF)とは?
依存関係(FS・SS・FF・SF)とは、プレシデンスダイアグラム法で用いる、2つの作業の前後関係の型。先行作業が終わってから後続作業を開始する「終了-開始(FS)」、同時に開始する「開始-開始(SS)」、同時に終了する「終了-終了(FF)」、先行作業が終わるまでに後続作業を終える「開始-終了(SF)」の4種類。FSが最も一般的。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では4回出題されています(2019年度〜2025年度)。
いぞんかんけい
依存関係(FS・SS・FF・SF)の意味
プレシデンスダイアグラム法で用いる、2つの作業の前後関係の型。先行作業が終わってから後続作業を開始する「終了-開始(FS)」、同時に開始する「開始-開始(SS)」、同時に終了する「終了-終了(FF)」、先行作業が終わるまでに後続作業を終える「開始-終了(SF)」の4種類。FSが最も一般的。
依存関係(FS・SS・FF・SF)の具体例
"システム要件定義プロセス"が完了すれば"システム方式設計プロセス"を開始できるという関係は、終了-開始(FS)の依存関係にあたる。
依存関係(FS・SS・FF・SF)は試験でどう引っ掛けられる?
「開始-開始(SS)」は2つの作業が同時に始まる関係であり、片方が終わってから始める「終了-開始(FS)」と混同しやすい。
依存関係(FS・SS・FF・SF)と関連する用語
依存関係(FS・SS・FF・SF)が出た過去問
スーパスカラの説明として、適切なものはどれか。
正解:並列実行可能な複数の命令を、複数の演算器に振り分けることによって並列に実行する。
要点:スーパスカラは複数演算器へ命令を振り分ける命令レベル並列化
スーパスカラは、1つのプロセッサコア内に演算器を複数持ち、依存関係のない複数の命令を同時に各演算器へ振り分けて並列実行する方式である。命令レベル並列性を活用する技術で、1クロックで複数命令を完了できる。パイプラインを複数本並べた構成と考えるとよい。
出典:令和1年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問4(IPA)次のプレシデンスダイアグラムで表現されたプロジェクトスケジュールネットワーク図を、アローダイアグラムに書き直したものはどれか。ここで、プレシデンスダイアグラムの…
正解:AとBの後、Aの終点からダミー作業でBD間の合流ノードへ接続し、その後C・E・GとD・F・Hが終点で合流する構成
要点:合流する先行関係はダミー作業で表現する
先行関係はA→C、A→F、B→D、D→F、C→E、E→G、F→Hである。アローダイアグラムでは上段にA→C→E→G、下段にB→D→F→Hを並べればほとんどの関係を表現できるが、AがFの先行作業でもあることが表せない。そこでAの終了イベントからDとFの間の結合点へダミー作業を1本引けば、Fの開始がAとDの両方の完了を待つことを正しく表現できる。ダミーは1本で足り、F・H間へ引くのは誤りである。
出典:令和3年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問18(IPA)図は、実施する三つのアクティビティについて、プレシデンスダイアグラム法を用いて、依存関係及び必要な作業日数を示したものである。全ての作業を完了するための所要日数…
正解:12
要点:リードは後続を前倒し、ラグは後続を遅らせる
Aは0日目から6日目までかかる。AからBへは終了-開始関係でリード2日なので、BはAの終了より2日早い4日目に開始でき、4+7=11日目に終了する。CへはAとBの双方から開始-開始関係でラグ3日が付くので、Cの開始はA開始+3=3日目とB開始+3=7日目の遅いほうの7日目、終了は7+5=12日目となる。全体の所要日数はBの11日とCの12日の大きいほう、12日である。
出典:令和4年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問18(IPA)プロセッサの高速化技法の一つとして、同時に実行可能な複数の動作を、コンパイルの段階でまとめて一つの複合命令とし、高速化を図る方式はどれか。
正解:VLIW
要点:VLIWはコンパイラが並列動作を長い1命令にまとめる
VLIW(Very Long Instruction Word)は、並列実行できる複数の演算をコンパイル時にまとめ、非常に長い1命令として構成する方式である。命令の並列性の解析をコンパイラが担うため、実行時にハードウェアで依存関係を解析する必要がなく、回路を単純にしたまま高速化できる。
出典:令和7年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問4(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。