依存関係(FS・SS・FF・SF)とは?いぞんかんけい
依存関係(FS・SS・FF・SF)とは、PDM(Precedence Diagramming Method:プレシデンスダイアグラム法)で使う、先行作業と後続作業の結び方の4類型。名前は「先行作業のどちら側-後続作業のどちら側」の順に読み、終了-開始(FS)、開始-開始(SS)、終了-終了(FF)、開始-終了(SF)となる。実務で使われるほとんどはFS。
最終更新:2026-10-07
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現実の作業は「前が終わってから次」だけではない。設計が2割進めば実装を並行して始められるし、移行作業は旧システムの停止と足並みを揃えて終える必要がある。こうした重なりを図として書けるようにしたのがPDMで、前倒し・遅延の日数を表すリードやラグと組み合わせて、工期短縮の検討に使う。
具体例
「システム要件定義プロセス」が終わらないと「システム方式設計プロセス」を始められない関係はFS。テストデータの作成をテスト仕様書の作成着手と同時に始めるならSS、旧システムの停止と新システムの並行稼働終了を同時に揃えるならFFになる。
試験での引っ掛け
名前は必ず先行作業側から読む。片方が終わってから始めるFS(終了-開始)と、2つが同時に始まるSS(開始-開始)は混同しやすい。SF(開始-終了)は「先行が始まるまでに後続を終える」という向きで、出題頻度は低いが向きを逆に覚えやすい。
関連用語
出た過去問
出典:令和3年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問18(IPA)
次のプレシデンスダイアグラムで表現されたプロジェクトスケジュールネットワーク図を、アローダイアグラムに書き直したものはどれか。ここで、プレシデンスダイアグラムの…
正解:AとBの後、Aの終点からダミー作業でBD間の合流ノードへ接続し、その後C・E・GとD・F・Hが終点で合流する構成
要点:合流する先行関係はダミー作業で表現する
先行関係はA→C、A→F、B→D、D→F、C→E、E→G、F→Hである。アローダイアグラムでは上段にA→C→E→G、下段にB→D→F→Hを並べればほとんどの関係を表現できるが、AがFの先行作業でもあることが表せない。そこでAの終了イベントからDとFの間の結合点へダミー作業を1本引けば、Fの開始がAとDの両方の完了を待つことを正しく表現できる。ダミーは1本で足り、F・H間へ引くのは誤りである。
出典:令和4年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問18(IPA)
図は、実施する三つのアクティビティについて、プレシデンスダイアグラム法を用いて、依存関係及び必要な作業日数を示したものである。全ての作業を完了するための所要日数…
正解:12
要点:リードは後続を前倒し、ラグは後続を遅らせる
Aは0日目から6日目までかかる。AからBへは終了-開始関係でリード2日なので、BはAの終了より2日早い4日目に開始でき、4+7=11日目に終了する。CへはAとBの双方から開始-開始関係でラグ3日が付くので、Cの開始はA開始+3=3日目とB開始+3=7日目の遅いほうの7日目、終了は7+5=12日目となる。全体の所要日数はBの11日とCの12日の大きいほう、12日である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。