金融情報システムとは?きんゆうじょうほうしすてむ
金融情報システムとは、銀行・証券・保険などの金融機関が、預金や為替、決済といった業務を処理するために使う情報システムの総称。1円の誤差も許されない正確性と、24時間止まらない可用性が同時に求められる点が他業種のシステムと違い、勘定系・情報系・対外接続系に役割を分けて構成される。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
金融機関が扱う残高は、記録そのものが財産の実体であり、消えたり食い違ったりすれば取引が成り立たない。手作業の帳簿と現金の輸送では処理量にも速度にも限界があり、全国の店舗とATM、他行との振込を結ぶ仕組みが必要になった。障害が社会全体の決済を止めてしまうため、二重化やバックアップセンタなど信頼性設計の代表例として出題される。
具体例
全国銀行資金決済ネットワークが運営する全国銀行データ通信システム(全銀システム)は、金融機関どうしの振込を中継する対外接続系の代表例で、各行の勘定系システムとつながって残高の増減を確定させる。ATMやインターネットバンキングから他の銀行の口座あてに振り込むときは、この経路をたどる。
試験での引っ掛け
金融情報システムは業種で分けたシステムの呼び名であり、POSシステム(レジで売上を記録する仕組み)やGIS(地理情報システム:地図と情報を結び付けて扱う仕組み)のような機能で分けた呼び名ではない。同じ節に並ぶ流通情報システムとの違いも業種で判断する。また勘定系(残高を確定させる基幹処理)と情報系(顧客分析や営業支援)は役割が別で、絶対に止められないのは勘定系である。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 秋期 ITパスポート試験 問4(IPA)
出典・参考
公式シラバスの2 経営戦略 > 14. ビジネスシステム > (1) 代表的なビジネス分野におけるシステムに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。