運用テストとは?うんようてすと
運用テストとは、発注した側の利用者が主体となって、実際の業務のやり方どおりにシステムを動かし、頼んだ業務上の要求を満たしているかを確かめる最終段階のテスト。ここで問題がなければ検収し、本番の稼働へ移るため、稼働前の最後の関所にあたる。
最終更新:2026-10-10
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開発側が行うテストは「仕様どおりに動くか」までしか確かめられない。仕様そのものが業務に合っていなければ、正しく動いているのに使えないシステムが納品されてしまう。そこで使う人が普段の手順で触る段階を最後に置き、本番へ出す前に業務側の判断で止められるようにしている。IPAのシラバスでも、取得者(委託側)が供給者の支援を受けて確認する段階として説明されている。
具体例
保険会社が新しい契約管理システムを入れるとき、開発会社ではなく契約課の担当者が実際の申込書を使い、登録から証券の発行までを日々の手順のまま通して、そのまま業務が回せるかを確かめる。あわせて利用者向けの操作教育もこの段階で行われる。
試験での引っ掛け
システムテストとの主体の違いが問われる。開発側が仕様どおりかを見るのがシステムテスト、利用者・発注者側が業務に使えるかを見るのが運用テスト。工程の並びでも最後に置かれる点を併せて押さえる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問42(IPA)解説で登場
入力と出力だけに着目して様々な入力に対して仕様書どおりの出力が得られるかどうかを確認していく、システムの内部構造とは無関係に外部から見た機能について検証するテス…
正解:ブラックボックステスト
要点:ブラックボックステストは内部構造を見ず入出力の仕様適合を確認
ブラックボックステストは、プログラムの内部構造を見ずに、仕様書で定めた入力に対して期待どおりの出力が得られるかという外部から見た振る舞いだけを検証する手法である。同値分割や限界値分析でテストデータを設計する。これに対しホワイトボックステストは内部の処理経路に着目する手法で、結合テストや運用テストはテストの工程区分を表す言葉である。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問2(IPA)
証券業を営むA社は、システムベンダのB社に株式注文システム構築プロジェクトを委託している。当該プロジェクトの運用テストにおいて、A社が定めている“株式注文時の責…
正解:業務要件の定義
要点:業務のルールは業務要件定義で洗い出すのが原則
承認手続やその例外の扱いは、業務そのもののルールであり、システムをどう作るか以前に決めておくべき事項である。システム開発の上流では、まず業務要件定義で業務の流れ・ルール・体制を明確にし、それを受けてシステム要件、ソフトウェア要件へと具体化していく。今回の不良は業務ルールが発注側から示されていなかったことが原因なので、最初の業務要件定義の段階で明らかにすべきだった。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問49(IPA)解説で登場
システム開発の各工程で実施する内容について、適切なものはどれか。
正解:外部設計では画面や帳票の項目を検討する。
要点:外部設計では画面や帳票など利用者に見える部分を決める
外部設計は、利用者から見えるシステムの姿を決める工程で、画面のレイアウトや入力項目、帳票の様式などを検討する。設計書のレビューや机上での確認は設計工程で行う作業、内部処理の詳細は内部設計、利用者による操作確認は受入テストで行う。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。