補助記憶装置とは?ほじょきおくそうち
補助記憶装置とは、プログラムやデータを長期間しまっておくための記憶装置。電源を切っても内容が消えない不揮発性で、SSD・HDD・USBメモリ・SDカード・光ディスクなどが該当する。主記憶より速度は遅いが、容量が大きく1ギガバイトあたりの単価が安い。CPUは補助記憶の内容を直接扱えず、いったん主記憶へ読み込んでから処理する。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
速い記憶素子ほど高価で容量を大きくできず、しかも電源を切ると内容が消える。必要なデータすべてを速い記憶だけでまかなうと費用が現実的でなくなり、電源を落とすたびに消えてしまう。そこで、速さが要るところと保存しておきたいところで装置の役割を分け、階層として組み合わせる構成が採られた。ITパスポートでは、主記憶との対比として性質の違いが問われる。
具体例
Microsoft Wordで文章を書いている間、その内容は主記憶にあるだけなので、保存しないまま電源が落ちると消えてしまう。保存の操作をすると内容がSSDやUSBメモリなどの補助記憶へ書き込まれ、電源を切っても翌日そのまま開ける。
試験での引っ掛け
主記憶との組合せを入れ替えた選択肢が定番。補助記憶は容量が大きく速度は遅い不揮発性、主記憶は容量が小さく速いが電源を切ると消える揮発性、という「速さ」と「消えるか」の対応で覚える。名前にメモリと付いていても、USBメモリは補助記憶装置の側である。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問56(IPA)
PCのOSに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:OSはアプリケーションプログラムに対して、CPUやメモリ、補助記憶装置などのコンピュータ資源を割り当てる。
要点:OSはCPUやメモリなどの資源を割り当てる
OSの基本的な役割は、CPU時間やメモリ、補助記憶装置といった資源を管理し、実行中のアプリケーションへ適切に割り当てることである。これによって複数のプログラムが同時に動いても互いに干渉しにくくなる。OSごとにアプリとのインタフェースは異なり、ソースコードの公開も義務ではない。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問70(IPA)
コンピュータの補助記憶装置であるDVD装置の説明として、適切なものはどれか。
正解:読取り専用のもの、繰返し書き込むことができるものなど、複数のタイプのメディアを利用できる。
要点:DVDはレーザ光を使い読取専用から書換型まで扱える
DVDはレーザ光を用いて記録・読取りを行う光ディスクで、読取り専用のDVD-ROM、1回だけ書けるDVD-R、繰り返し書き換えられるDVD-RWやDVD-RAMなど複数の種類のメディアを扱える。ドライブは下位規格のCDにも対応するのが一般的で、小型化もされノートPCに搭載されてきた。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問80(IPA)解説で登場
プリンタへの出力処理において、ハードディスクに全ての出力データを一時的に書き込み、プリンタの処理速度に合わせて少しずつ出力処理をさせることで、CPUをシステム全…
正解:スプール
要点:スプールは低速な出力装置との速度差を吸収する仕組み
スプールは、印刷データをいったん補助記憶装置に書き出しておき、プリンタの処理速度に合わせて順次送り出す仕組みである。低速な出力装置の完了をCPUが待たずに済むため、その間に他の処理を進められ、システム全体の効率が上がる。断片化の解消や機器の自動認識、機能追加とは目的が異なる。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問72(IPA)
機械的な可動部分が無く、電力消費も少ないという特徴をもつ補助記憶装置はどれか。
正解:SSD
要点:SSDはフラッシュメモリ式で可動部なし・低消費電力・高速
SSDはフラッシュメモリを記憶媒体に用いる補助記憶装置で、円盤やヘッドのような機械的な可動部分を持たない。そのため衝撃に強く、動作音が小さく、消費電力も少なく、読み書きも高速である。HDDは磁気ディスクを回転させ、CD-RWドライブやDVDドライブも光ディスクを回転させるため、いずれも可動部を持つ。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。