演算子とは?えんざんし
演算子とは、式の中で、値に対してどんな計算や比較を行うかを表す記号。足し算や掛け算を表す算術演算子、大小や等しさを調べる関係演算子、「かつ」「または」を表す論理演算子に分かれ、計算の対象となる値(オペランド)と組み合わせて式を作る。擬似言語(手順を決まった書き方で表したもの)の問題では、条件式(成り立つかどうかを判定する式)に使われた演算子を正しく読めるかが問われる。
最終更新:2026-10-10
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計算の手順を人が読める形で書くには、「足す」「大きいかどうか調べる」といった操作を短い記号で表し、誰が読んでも同じ意味になる決まりが必要になる。演算子はそのための約束で、記号の意味に加えて、どれを先に計算するかという優先順位まで定めておくことで、かっこの少ない式でも解釈が一つに決まる。試験の擬似言語も同じ考え方で作られており、記号の意味を知らないと条件分岐の結果を追えない。
具体例
Microsoft Excelの数式にも同じ考え方があり、「=A1+B1」の「+」が算術演算子、「=IF(A1>=100,"達成","未達")」の「>=」が関係演算子にあたる。「AND(A1>=100,B1>=100)」のANDは、2つの条件がどちらも成り立つかを見る論理演算子である。
試験での引っ掛け
「=」の扱いが引っ掛けになる。IPAの擬似言語では、値を入れる代入を「←」で書き、等しいかどうかの比較と記号で区別している。論理演算子のANDとORの取り違えや、掛け算・割り算を足し算・引き算より先に計算するという優先順位の見落としも定番である。
関連用語
出た過去問
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問86(IPA)
【中問A:M社のケース続き(テクノロジ)】Yさんは、電話受付センタにおける時間別の電話受付件数と時間別に必要なオペレータ数の関係について、現状から施策実施後の試…
正解:22
要点:必要人数は件数×処理時間÷60を切り上げて求める
1件あたり平均8分かかるので、158件では158×8=1,264分の作業量になる。1時間あたりでこなすには1,264÷60=21.06…人分が必要で、人数は整数なので切り上げて22人となる。他の行も同様に、件数×8÷60を切り上げた値がオペレータ数になっている(例:168件なら22.4→23人)。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問87(IPA)
【中問A:M社のケース続き(マネジメント)】電話受付センタのオペレータの勤務形態は、図2に示すように勤務時間によって四つのパターンに分けられている。Yさんは、電…
正解:Q1〜Q4の合計よりもP1〜P4の合計が大きいこと
要点:要員配置は各時間帯の必要人数を満たしつつ費用最小化
費用は勤務パターンごとの人数と勤務時間から決まるため、考慮すべきなのは、各時間帯で必要人数を満たすこと、どのパターンも最低1人を置くこと、そのうえで費用の総和を最小にすることである。一方、必要人数の単純な合計より配置人数の合計を大きくするという条件は、一人が複数の時間帯にまたがって勤務する構造を無視しており、費用を最小化するうえで必要な条件とはいえない。
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験 問87(IPA)
情報セキュリティにおける機密性・完全性・可用性に関する記述のうち,完全性が保たれなかった例はどれか。
正解:オペレータが誤ってデータ入力し,顧客名簿に矛盾が生じた。
要点:完全性は情報の正確さ、機密性は秘匿、可用性は使えること
完全性は情報が正確で矛盾がない状態を保つ性質である。入力の誤りによって名簿の内容に矛盾が生じたのは、この正確性が損なわれた例に当たる。盗聴や漏えいは機密性の問題、障害による利用不能は可用性の問題である。
出典:令和2年度 10月試験 ITパスポート試験 問32(IPA)
出典:令和2年度 10月試験 ITパスポート試験 問43(IPA)
あるコールセンタでは、顧客からの電話による問合せに対応するオペレータを支援するシステムとして、顧客とオペレータの会話の音声を認識し、顧客の問合せに対する回答の候…
正解:24
要点:部分の短縮率は全体に占める比重を掛けて評価する
導入前の総対応時間を1とすると、グループAが0.8、グループBが0.2を占める。導入後、Aは30%短縮されるので0.8×0.7=0.56となり、Bは変わらず0.2のままである。合計は0.76なので、短縮率は1-0.76=0.24、すなわち24%となる。
出典・参考
公式シラバスの7 基礎理論 > 37. アルゴリズムとプログラミング > (2) アルゴリズムの表現方法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。