ERPとは?いーあーるぴー
略語の意味
ERP=Enterprise Resource Planning
会社のお金・人・モノなどの情報を一つにまとめて管理し、無駄なく使うための考え方(そのためのシステム)
- Enterprise
- 企業
- Resource
- 資源(お金・人・モノ)
- Planning
- 計画すること
ERPとは、会計・人事・生産・販売・在庫といった基幹業務のデータを1つの仕組みに集めて管理し、ヒト・モノ・カネ・情報を全体最適の視点で計画・活用するための統合型システム。ある部門での入力が、そのまま他部門と経営の数字に反映されるのが特徴。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
部門ごとに都合のよいシステムを作ると、それぞれは効率的でも、全社の在庫や利益を知るには各部門から数字を集めて突き合わせる作業が要り、経営判断が1か月遅れる。部分最適の集まりが全体最適にならないという問題に対して、データを1か所へ集めるという解を出したのがERPにあたる。
具体例
SAPやオービックのERPパッケージを導入し、営業が受注を入力した時点で在庫が引き当てられ、売上と債権が会計へ反映される形にすれば、経営者は月末の集計を待たずに全社の状況を見られる。
試験での引っ掛け
資材所要量計画だけを扱うMRPとの違いが問われる。ERPはその発想を企業全体へ広げたもの。またパッケージ導入では、パッケージを自社の業務に合わせて作り替えるのではなく、業務側を標準機能に合わせるのが原則とされる点も定番の出題。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問25(IPA)
ERPの説明として、最も適切なものはどれか。
正解:経営資源の有効活用の観点から企業活動全般を統合的に管理し、業務を横断的に連携させることによって経営資源の最適化と経営の効率化を図る。
要点:ERPは基幹業務を統合して経営資源を最適配分する
ERP(Enterprise Resource Planning)は、生産・販売・在庫・会計・人事といった業務の情報を一つの仕組みで統合的に管理し、部門をまたいで連携させることで、経営資源の配分を最適化し経営を効率化する考え方およびそれを実現するパッケージである。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問3(IPA)
企業内の経営資源を統合的に管理し、最適化することで効率的な経営活動を実現するための手法はどれか。
正解:ERP
要点:ERPは経営資源を一元管理して全体最適を図る手法
ERP(Enterprise Resource Planning)は、ヒト・モノ・カネ・情報といった経営資源を企業全体で統合的に把握し、部門ごとに分断されがちな情報を一元管理して経営の最適化を図る考え方であり、それを支える情報システムもERPパッケージと呼ばれる。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問16(IPA)解説で登場
経営管理システムのうち、顧客生涯価値を最大化することを目標の一つとするものはどれか。ここで、顧客生涯価値とは、顧客が生涯を通じてその企業にもたらすことが予想され…
正解:CRM
要点:顧客生涯価値の最大化を目指す仕組みはCRM
CRM(顧客関係管理)は、顧客との接点や履歴を一元管理して関係を深め、長期にわたる取引から得られる利益、すなわち顧客生涯価値を高めることを狙う仕組みである。ERPは経営資源の統合管理、SCMは調達から販売までの供給連鎖の最適化、SFAは営業活動の支援が主目的で、顧客生涯価値の最大化を中心に据えるものではない。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問28(IPA)
生産・販売・調達・経理・人事といった全社の業務を統合的に管理し、企業全体の経営資源の最適化を図りたい。この目的を実現するために構築する情報システムとして、適切な…
正解:ERPシステム
要点:ERPは基幹業務を統合し全社の資源配分を最適化する
ERP(Enterprise Resource Planning)は、生産・販売・調達・会計・人事といった基幹業務のデータを一つの仕組みで統合的に扱い、全社の経営資源を最適に配分することを目指す考え方およびシステムである。部門ごとにばらばらだった情報が一元化され、経営判断に必要な数値を素早く把握できる。他の選択肢はいずれも顧客・人事・資材といった特定領域に限定されたシステムである。
出典・参考
公式シラバスの2 経営戦略 > 12. 経営管理システム > (1) 経営管理システムに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。