MRPとは?えむあーるぴー
略語の意味
MRP=Material Requirements Planning
何をいくつ作るかの計画から、必要な部品の数と注文する時期を計算するやり方(資材所要量計画)
- Material
- 資材・部品
- Requirements
- 必要な量
- Planning
- 計画すること
MRPとは、生産計画と部品構成表(BOM:製品がどの部品をいくつ使うかの一覧)から、必要な部品の量と発注時期を算出する手法で、資材所要量計画(Material Requirements Planning)ともいう。計画に必要な全体の量(総所要量)から、在庫と発注済み数量を差し引いたものが、新たに用意すべき量(正味所要量)。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
部品や材料を前回の注文量や勘で手配すると、足りなくて作業が止まったり、余って倉庫に積み上がったりする。何をいくつ作るかが決まれば、必要な部品の量は部品の一覧から計算で出せるので、生産の計画から逆算して、いつ何個手配するかを決める方法が使われる。
具体例
完成品のように上の段の品目(上位品目)の在庫を先に差し引いてから、その下の部品の必要量を計算する(展開する)。例えば自転車を10台作る計画で完成品の在庫が2台あれば、1台に2個使う車輪の必要量は、残り8台分の16個として計算する。同じ部品が複数の階層に現れる場合は、各経路の所要量を合計してから在庫を引く。
試験での引っ掛け
「上位の在庫を引いてから展開する」順序を守らないと、必要量を過大に見積もる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問15(IPA)
最終製品の納期と製造量に基づいて、製造に必要な構成部品の在庫量の最適化を図りたい。この目的を実現するための施策として、最も適切なものはどれか。
正解:MRPシステムの構築
要点:MRPは生産計画から部品の所要量と手配時期を算出
MRP(資材所要量計画)は、最終製品の生産計画(納期と数量)と部品構成表・在庫状況をもとに、必要な部品を必要な時期に必要な量だけ手配する仕組みである。過剰在庫と欠品の両方を抑えられるため、構成部品の在庫最適化という目的に合致する。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問31(IPA)解説で登場
製造業のA社は、製品開発のリードタイムを短縮するために、工程間で設計情報を共有し、前工程が完了しないうちに、着手可能なものから後工程の作業を始めることにした。こ…
要点:コンカレントエンジニアリングは工程を並行させ開発期間を短縮する
コンカレントエンジニアリングは、設計・試作・生産準備などの工程を情報共有によって並行して進め、開発期間の短縮と手戻りの削減を図る考え方である。前工程の完了を待たずに着手できる作業から始める点が特徴で、後工程の視点を早期に取り込めるため品質向上にもつながる。かんばん方式で在庫を抑えるジャストインタイムや、資材所要量計画のMRPとは目的が異なる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。