ワンタイムパスワードとは?わんたいむぱすわーど
略語の意味
OTP=One-time password
1 回だけ、または短い時間だけ使えるパスワード。盗み見られても、後から同じものを使われにくい
- One-time
- 1 回だけの
- password
- パスワード
ワンタイムパスワードとは、一度きり、または短い時間だけ有効なパスワード。使い終われば無効になるので、途中で盗み見られても後から使い回せない。多くは専用アプリや携帯端末に表示された数字を入力する形をとり、その端末を持っていること自体が本人確認の材料になる点も特徴である。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
同じパスワードを使い続ける方式では、一度盗まれた時点で以後ずっと本人になりすまされてしまう。盗まれる前提に立ち、盗まれても価値が残らないよう有効期間を極端に短くする、という発想がワンタイムパスワードである。金銭が動く手続きで先に普及した。試験では、認証を強くする手段の1つとして多要素認証と絡めて問われる。
具体例
各行のインターネットバンキングでは、振込を確定する場面でスマートフォンのアプリに表示される数分間だけ有効な数字を入力させる。GoogleやMicrosoftのアカウントでも、認証アプリが30秒ごとに更新する6桁の数字を追加で求める設定ができる。
試験での引っ掛け
防げるのは盗み見られた値の使い回しであって、偽サイトにその場で入力させて即座に悪用する手口までは止められない。またこれは端末を「持っていること」による認証なので、記憶しているパスワードと組み合わせて初めて二要素認証になる。単独で使う限り認証の要素は1つのままである点が問われる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問55(IPA)
ワンタイムパスワードに関する記述中のa,bに入れる字句の適切な組合せはどれか。 利用者は,トークンと呼ばれる装置などを用いて生成された[ a ]のパスワードを使…
正解:a:使い捨て b:なりすまし
要点:ワンタイムパスワードは使い捨てでなりすましを防ぐ
ワンタイムパスワードは、一定時間ごとや認証のたびに変わる使い捨てのパスワードで、トークンやスマートフォンのアプリで生成する。一度使ったパスワードは再利用できないため、盗聴などで漏れても他人が本人になりすまして認証を通ることを防げる。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問61(IPA)
ワンタイムパスワードを用いることによって防げることはどれか。
正解:漏えいしたパスワードによる不正侵入
要点:ワンタイムパスワードは漏れた値の再利用を無効にする
ワンタイムパスワードは、一度きりしか使えない使い捨てのパスワードを毎回生成して認証に用いる方式である。仮に通信の盗み見や何らかの経路でパスワードが漏れても、その値は既に無効になっているため再利用できず、なりすましによる侵入を防げる。ただし侵入後の改ざんやウイルス感染そのものを防ぐ仕組みではない。
出典:平成29年度 春期 ITパスポート試験 問94(IPA)
利用者が,トークンと呼ばれる装置などで生成した毎回異なる情報を用いて,認証を受ける認証方式を何というか。
正解:ワンタイムパスワード
要点:ワンタイムパスワードは毎回異なる使い捨ての認証情報
ワンタイムパスワードは、その都度異なる使い捨ての情報で認証する方式で、専用のトークンやスマートフォンのアプリが時刻や回数に基づいて値を生成する。仮に通信途中で値を盗まれても再利用できないため、盗聴や使い回しによる不正利用に強い。
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験 問60(IPA)解説で登場
出典・参考
公式シラバスの9 技術要素 > 63. 情報セキュリティ対策・情報セキュリティ実装技術 > (4) 利用者認証に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。