スループットとは?するーぷっと
スループットとは、システムが単位時間あたりに処理できる仕事量(処理件数やデータ量)。システム全体の処理能力を表す指標として使われる。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
通販サイトでセールが始まり、注文が一気に集まると、「表示が遅い」「注文が処理されない」といった困りごとが出る。一件ごとの返事の速さだけでは、同時にどれだけさばけるのかが分からない。システム全体の働きぶりを、決まった時間にこなせた量で測る指標が求められた。
具体例
1時間に処理できる注文件数や、1秒間に送れるデータ量などがスループットにあたる。通信のスループットの単位にはbps(ビット毎秒。1秒あたりに送るデータの量を表す単位で、1秒間に送れるビット数。1バイト=8ビット)が使われる。値が大きいほど多くの処理をこなせる。
試験での引っ掛け
1件あたりの応答の速さを表す「レスポンスタイム」と、単位時間あたりの処理量を表す「スループット」は別の指標であり、両者を混同しやすい。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問61(IPA)
コンピュータシステムが単位時間当たりに処理できるジョブやトランザクションなどの処理件数のことであり、コンピュータの処理能力を表すものはどれか。
正解:スループット
要点:スループットは単位時間あたりの処理件数で表す処理能力
スループットは、単位時間あたりに処理できる仕事量を表す指標で、システム全体の処理能力を示すときに用いる。これに対し、一つの要求を出してから結果が返るまでの時間はレスポンスタイムであり、量を測る指標と時間を測る指標という違いがある。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問86(IPA)
システムの性能を評価する指標と方法に関する次の記述中のa〜cに入れる字句の適切な組合せはどれか。利用者が処理依頼を行ってから結果の出力が終了するまでの時間を[ …
正解:a:ターンアラウンド b:スループット c:ベンチマークテスト
要点:所要時間はターンアラウンド、処理量はスループット
ターンアラウンドタイムは依頼から結果の出力が終わるまでの時間、スループットは単位時間当たりに処理できる仕事量を表す。実際に代表的なプログラムを走らせて性能を測る評価方法がベンチマークテストであり、模擬モデルで挙動を再現するシミュレーションとは区別する。
出典:平成29年度 春期 ITパスポート試験 問77(IPA)解説で登場
ベンチマークテストに関する記述として,適切なものはどれか。
正解:標準的な処理を設定して実際にコンピュータ上で動作させて,処理に掛かった時間などの情報を取得して性能を評価する。
要点:ベンチマークは標準処理を実機で動かして性能を測る
ベンチマークテストは、標準的な処理内容をあらかじめ定め、実際のシステム上で実行して処理時間やスループットを測定し、性能を客観的に比較・評価する方法である。実機で測る点が、モデルによる予測(シミュレーション)との違いである。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。