伝送速度(bps)とは?
伝送速度(bps)とは、伝送速度は、通信回線が単位時間あたりにどれだけのデータ量を送ることができるかを表す指標であり、一般に1秒間に送信できるビット数を表すbps(ビーピーエス)という単位で示される。カタログ上の伝送速度は回線の理論上の最大値であることが多く、実際に利用者が体感する通信速度(スループット)は、回線の混雑状況や機器の処理能力、プロトコルのオーバーヘッドなどの影響を受けて、カタログ値より低くなるのが一般的である。この理論値と実測値の違いを理解しておくことは、通信環境の評価やトラブルの切り分けにおいて重要である。
ITパスポートの過去問では19回出題されています(2009年度〜2026年度)。
でんそうそくど
伝送速度(bps)の意味
伝送速度は、通信回線が単位時間あたりにどれだけのデータ量を送ることができるかを表す指標であり、一般に1秒間に送信できるビット数を表すbps(ビーピーエス)という単位で示される。カタログ上の伝送速度は回線の理論上の最大値であることが多く、実際に利用者が体感する通信速度(スループット)は、回線の混雑状況や機器の処理能力、プロトコルのオーバーヘッドなどの影響を受けて、カタログ値より低くなるのが一般的である。この理論値と実測値の違いを理解しておくことは、通信環境の評価やトラブルの切り分けにおいて重要である。
伝送速度(bps)の具体例
「最大1Gbps」と表示された光回線を契約しても、実際に測定される通信速度はネットワークの混雑などにより数百Mbps程度にとどまることがある。
伝送速度(bps)は試験でどう引っ掛けられる?
カタログ上の伝送速度(理論値)と実際の通信で得られるスループット(実効速度)は別物であり、両者を同一視すると誤りになりやすい。
伝送速度(bps)と関連する用語
伝送速度(bps)が出た過去問
100Mビット/秒の伝送速度のLANを使用して、1Gバイトのファイルを転送するのに必要な時間はおおよそ何秒か。ここで、1Gバイト=10^9バイトとする。また、L…
正解:400
要点:転送時間=データ量(ビット)÷(回線速度×伝送効率)
転送量はビットに換算して考える。1Gバイトは10^9バイト、すなわち8×10^9ビットである。伝送効率が20%なので実効速度は100Mビット/秒×0.2=2×10^7ビット/秒となる。8×10^9÷2×10^7=400秒が所要時間である。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問82(IPA)ADSL回線に関する記述として、適切なものはどれか。
正解:ダウンロード時の通信速度はアップロード時の通信速度に比べて速い。
要点:ADSLは下りが速い非対称、距離が延びると減速
ADSLはAsymmetric(非対称)の名のとおり、上りと下りで通信速度が異なる方式で、閲覧や受信が中心の使われ方に合わせて下り(ダウンロード)を速く設計している。既存の電話用の銅線を使うため、収容局からの距離が長いほど信号が減衰して速度は落ちる。音声通話とデータ通信は周波数帯を分けて使うので、同時に使っても互いの速度に大きく影響しない。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問62(IPA)ネットワークのデータ伝送速度を表す単位はどれか。
正解:bps
要点:通信速度の単位はbps(1秒当たりのビット数)
bps(bits per second)は1秒間に伝送できるビット数を表す単位で、ネットワークの伝送速度を示す標準的な指標である。他の単位はそれぞれ、fpsが動画の1秒当たりのコマ数、ppmがプリンタの1分当たりの印刷枚数、rpmがディスクなどの1分当たりの回転数を表し、いずれも通信速度とは無関係である。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問56(IPA)〔テクノロジ〕旧PCに保管してある画像ファイルを現PCに転送するのに要した時間は何分か。ここで、Sさんが使用している無線LANのPCとルータ間の伝送速度は40M…
正解:80
要点:実効速度=速度×伝送効率、中継時は2回分の通信量
転送するのは2,000ファイルの6割=1,200ファイル、大きさは1,200×2Mバイト=2,400Mバイト=19,200Mビットである。実効速度は40Mbps×20%=8Mbpsだが、旧PC→ルータとルータ→現PCを同時に行えないため、同じ量を2回送ることになる。19,200×2÷8=4,800秒=80分となる。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問90(IPA)隣の部屋に他社が引っ越してきた頃から、自社の無線LANの通信速度が低下した。原因を調査して、自社の無線LANの設定を変更することで、元の通信速度に戻った。このと…
正解:無線チャネルを変更した。
要点:近接する無線LANの速度低下はチャネル干渉を疑う
無線LANは限られた周波数帯を分割したチャネルを使うため、近くで別の機器が同じチャネルを使っていると電波が干渉し、通信速度が落ちる。ESSIDが別であっても電波は共有されるので、チャネルを重ならないものへ変更すれば干渉が解消し速度が回復する。暗号方式やキー、ステルス設定はセキュリティに関わる項目で、電波の干渉とは関係がない。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問71(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。