伝送効率とは?でんそうこうりつ
伝送効率とは、通信回線の理論上の最大通信速度(回線速度)のうち、本来送りたいデータに使える割合。通信データには誤り検出のための符号や制御情報など、本来送りたいデータ以外の付加情報(オーバーヘッド)も含まれるため、その分だけ実際に送れるデータは減る。伝送効率はこの付加情報の割合で決まり、回線の混み具合を表す回線利用率とは別の係数である。試験の計算では、実効速度=回線速度×伝送効率(回線利用率が示されれば、それも掛ける)の形で使う。
最終更新:2026-10-10
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回線の契約書やカタログには最大の速度が書かれているが、実際にファイルを送ると、それより遅く感じることがある。通信では、中身のデータに加えて制御のための情報も一緒に運ぶので、全部が中身にはならないからである。そこで、中身に使える割合を別に示す数値が必要になった。
具体例
理論上100Mbpsの回線で、送る通信データのうち制御情報などの付加情報が30%を占め、本来のデータが70%なら、伝送効率は70%で、実際に送れるデータの速度は100Mbps×0.7=70Mbpsと計算できる。
試験での引っ掛け
回線速度(カタログ上の最大速度)と、実際に利用できる実効速度は異なるため、伝送効率を掛け合わせて実効速度を求める計算問題で単位や割合の扱いを間違えやすい。
関連用語
出た過去問
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問90(IPA)
出典:令和2年度 10月試験 ITパスポート試験 問95(IPA)
伝送速度が20 Mbps(ビット/秒)、伝送効率が80%である通信回線において、1Gバイトのデータを伝送するのに掛かる時間は何秒か。ここで、1Gバイト=10^3…
正解:500
要点:実効速度=速度×効率。バイトは8倍してビットに直す
実効的な伝送速度は20Mbps×0.8=16Mbpsとなる。データ量1Gバイトは1000Mバイトで、1バイト=8ビットだから8000Mビットに相当する。8000÷16=500となり、伝送には500秒かかる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。