伝送効率とは?
伝送効率とは、通信回線の理論上の最大通信速度(回線速度)に対して、実際にどれだけ効率よくデータを伝送できているかを示す割合。通信データには誤り検出のための符号や制御情報など、本来送りたいデータ以外の付加情報も含まれるため、実際の実効速度は回線速度どおりにはならない。伝送効率は「実効速度 ÷ 回線速度」のような形で表され、通信プロトコルのオーバーヘッドや回線の利用率などによって左右される。
ITパスポートの過去問では3回出題されています(2009年度〜2020年度)。
でんそうこうりつ
伝送効率の意味
通信回線の理論上の最大通信速度(回線速度)に対して、実際にどれだけ効率よくデータを伝送できているかを示す割合。通信データには誤り検出のための符号や制御情報など、本来送りたいデータ以外の付加情報も含まれるため、実際の実効速度は回線速度どおりにはならない。伝送効率は「実効速度 ÷ 回線速度」のような形で表され、通信プロトコルのオーバーヘッドや回線の利用率などによって左右される。
伝送効率の具体例
理論上100Mbpsの回線でも、制御情報の付加や通信の混雑などにより実際に利用できる速度がその70%程度にとどまる場合、伝送効率は70%と計算できる。
伝送効率は試験でどう引っ掛けられる?
回線速度(カタログ上の最大速度)と、実際に利用できる実効速度は異なるため、伝送効率を掛け合わせて実効速度を求める計算問題で単位や割合の扱いを間違えやすい。
伝送効率と関連する用語
伝送効率が出た過去問
100Mビット/秒の伝送速度のLANを使用して、1Gバイトのファイルを転送するのに必要な時間はおおよそ何秒か。ここで、1Gバイト=10^9バイトとする。また、L…
正解:400
要点:転送時間=データ量(ビット)÷(回線速度×伝送効率)
転送量はビットに換算して考える。1Gバイトは10^9バイト、すなわち8×10^9ビットである。伝送効率が20%なので実効速度は100Mビット/秒×0.2=2×10^7ビット/秒となる。8×10^9÷2×10^7=400秒が所要時間である。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問82(IPA)〔テクノロジ〕旧PCに保管してある画像ファイルを現PCに転送するのに要した時間は何分か。ここで、Sさんが使用している無線LANのPCとルータ間の伝送速度は40M…
正解:80
要点:実効速度=速度×伝送効率、中継時は2回分の通信量
転送するのは2,000ファイルの6割=1,200ファイル、大きさは1,200×2Mバイト=2,400Mバイト=19,200Mビットである。実効速度は40Mbps×20%=8Mbpsだが、旧PC→ルータとルータ→現PCを同時に行えないため、同じ量を2回送ることになる。19,200×2÷8=4,800秒=80分となる。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問90(IPA)伝送速度が20 Mbps(ビット/秒)、伝送効率が80%である通信回線において、1Gバイトのデータを伝送するのに掛かる時間は何秒か。ここで、1Gバイト=10^3…
正解:500
要点:実効速度=速度×効率。バイトは8倍してビットに直す
実効的な伝送速度は20Mbps×0.8=16Mbpsとなる。データ量1Gバイトは1000Mバイトで、1バイト=8ビットだから8000Mビットに相当する。8000÷16=500となり、伝送には500秒かかる。
出典:令和2年度 10月 ITパスポート試験 問95(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。