PDCAサイクルとは?ぴーでぃーしーえーさいくる
略語の意味
PDCA=Plan-Do-Check-Act
計画を立て、やってみて、結果を確かめ、直すところを直す、という 4 つの段取りをくり返して、仕事を少しずつ良くしていく考え方
- Plan
- 計画する
- Do
- 実行する
- Check
- 確かめる・点検する
- Act
- 手を打つ・改善する
PDCAサイクルとは、情報セキュリティマネジメントシステムを、計画(Plan)・実行(Do)・点検(Check)・改善(Act)の順に回して継続的に良くしていく考え方。リスクの見積もりと対策の計画から始め、運用の結果を内部監査などで点検し、見つかった不備を次の計画へ反映して繰り返す。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
情報セキュリティで相手にする脅威は変わり続ける。新しい攻撃手口が現れ、業務も担当者も入れ替わるため、一度作った規程は放っておくと現場と合わなくなり、誰も守らない紙になる。だから作って終わりにせず、点検して直す循環そのものを制度の中に組み込むという設計がとられている。
具体例
ISMS認証(JIS Q 27001)を取得した組織は、年1回の内部監査と経営層による見直しで運用状況を点検し、規程どおりに運用できていない点を是正して次年度の計画へ反映する。審査機関による維持審査も毎年受ける。
試験での引っ掛け
「認証を取得すれば完了」ではなく、取得後も回し続けることが求められる点が問われやすい。Checkは事故が起きたときだけ行うものではなく、定期的な内部監査として計画に組み込むもの。Actが「実行」ではなく「改善」である点も取り違えやすい。
関連用語
出た過去問
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問58(IPA)
情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)のPDCA(計画・実行・点検・処置)において、処置フェーズで実施するものはどれか。
正解:ISMSの維持及び改善
要点:ISMSのActは維持と改善を行うフェーズ
ISMSのPDCAでは、計画(Plan)でISMSを確立し、実行(Do)で導入・運用し、点検(Check)で監視・レビューを行い、処置(Act)でその結果を踏まえて是正・予防を実施し維持と改善につなげる。処置フェーズは改善のサイクルを回す段階にあたる。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問32(IPA)
サービスマネジメントのPDCAサイクルのうち、A(Act)で実施することはどれか。
正解:資源の活用に関する改善目標の設定やプロセスの改善などを行う。
要点:ActはCheckの結果を受けた是正・改善
PDCAのAct(改善)は、Check(点検)で明らかになった課題を受けて、是正措置や改善策を実行し、次の計画へつなげる段階である。改善目標を立て直したりプロセスそのものを見直したりする活動がここに含まれる。適用範囲や資源の明確化はPlan、監視・測定はCheck、日々の運営はDoに対応する。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問62(IPA)
情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)のPDCA(計画・実行・点検・処置)において、点検フェーズで実施するものはどれか。
正解:ISMSの監視及びレビュー
要点:ISMSの点検フェーズは監視及びレビュー(内部監査など)
ISMSのPDCAでは、Plan=ISMSの確立、Do=導入及び運用、Check=監視及びレビュー、Act=維持及び改善と対応する。点検フェーズは、決めたとおりに運用できているか、目標に達しているかを内部監査や有効性測定によって確かめる段階である。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問57(IPA)
ISMSを運用している組織において、退職者が利用していたIDを月末にまとめて削除していたことについて、監査で指摘を受けた。これを是正して退職の都度削除するように…
正解:A
要点:監査指摘を受けた是正はPDCAのA(改善)にあたる
ISMSのPDCAでは、Pで方針と計画を定め、Dで運用し、Cで監査などにより点検し、Aで指摘に基づく是正・改善を行う。今回は監査での指摘を受けて運用手順を改めているので、改善にあたるAに該当する。
出典・参考
公式シラバスの1 企業と法務 > 1. 経営・組織論 > (2) 経営管理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。