MDMとは?えむでぃーえむ
略語の意味
MDM=Mobile Device Management
会社が社員に配ったスマートフォンやノートパソコンの設定をまとめて管理し、なくしたときは遠くからロックや消去ができる仕組み
- Mobile
- 持ち運べる
- Device
- 機器・端末
- Management
- 管理
MDMとは、Mobile Device Management(モバイル端末管理)の略で、スマートフォンやノートPCへ端末の設定一式(構成プロファイル)をまとめて配り、画面ロックの暗証番号(パスコード)の強制、暗号化、アプリの許可・禁止、遠隔ロックと遠隔消去を集中管理する仕組み。紛失時の情報漏えい対策と、社外に出る端末の設定の均質化を担う。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
スマホやノートPCは社外に持ち出されるので、電車に置き忘れたり盗まれたりすると、中の顧客情報ごと失いかねない。端末の設定を利用者それぞれに任せると、画面ロックを掛けない人も出てしまう。そこで、会社が設定を一括で配り、紛失したら遠隔で止められる仕組みが必要になった。
具体例
端末を紛失した際に管理用の画面(管理コンソール)から遠隔消去を指示し、同時に社内システム側のログイン状態(セッション)を無効にする。私物端末を業務利用させる場合は、端末の中に業務用の区画を分けて作り、その区画だけを消去できる方式(仮想コンテナ方式)を選び、私的な写真まで消さないようにする。
試験での引っ掛け
遠隔消去は端末が通信できなければ届かないため、機内モードの端末や、回線契約の情報を記録したカード(SIM)を抜いた端末には効かないことがある。この点を補うのが、端末内の記憶装置そのものの暗号化と、一定回数の認証失敗で端末内のデータを自動で消す機能(自動ワイプ)。両者は代替ではなく併用が前提。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験 問72(IPA)
MDM(Mobile Device Management)の説明として、適切なものはどれか。
正解:モバイル端末の状況の監視、リモートロックや遠隔データ削除ができるエージェントソフトの導入などによって、企業システムの管理者による適切な端末管理を実現すること
要点:MDMは業務端末を遠隔ロック・消去等で一元管理する仕組み
業務で使うスマートフォンやタブレットを、管理者が一元的に把握・制御する仕組みである。端末に管理用のソフトを入れて、設定の統一、アプリの配布制限、紛失時の遠隔ロックやデータ消去などを行えるようにする。端末そのものを管理する仕組みであって、端末上のデータだけを扱う仕組みや、私物利用の運用形態とは区別される。
出典:令和2年度 10月試験 ITパスポート試験 問76(IPA)
従業員に貸与するスマートフォンなどのモバイル端末を遠隔から統合的に管理する仕組みであり、セキュリティの設定や、紛失時にロックしたり初期化したりする機能をもつもの…
正解:MDM
要点:MDMはモバイル端末の遠隔管理・ロック・初期化
MDM(Mobile Device Management)は、企業が従業員に貸与するスマートフォンやタブレットを一元的に管理する仕組みである。セキュリティ設定の一括配布のほか、紛失・盗難時に遠隔からロックやデータの初期化(リモートワイプ)を行える。
出典:令和8年度 秋期 ITパスポート試験 問2(IPA)解説で登場
BYODに関する記述として、適切なものはどれか。
正解:企業の業務に、従業員が私物の携帯情報端末を許可を得た上で利用すること
要点:BYODは私物端末を会社の許可を得て業務に使うこと
BYODはBring Your Own Deviceの略で、従業員が個人所有のスマートフォンやPCを、会社の承認のもとで業務に使う考え方を指す。端末調達費を抑えられる半面、情報漏えいや私物と業務データの混在といったリスクがあるため、利用規程やMDM(会社が社員の端末を一括で管理する仕組み)による管理が前提となる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。