事業継続計画(BCP)とは?じぎょうけいぞくけいかく
略語の意味
BCP=Business Continuity Plan
災害や事故が起きても大事な仕事をできるだけ止めず、止まっても決めた時間のうちに再開するための計画
- Business
- 事業・仕事
- Continuity
- 続けること
- Plan
- 計画
事業継続計画(BCP)とは、地震や大規模障害など不測の事態が起きても、重要な事業を止めない、または早く復旧させるために、あらかじめ定めておく計画。作って終わりではなく、定期的に見直し、訓練しているかどうかが、計画が適切かを判断するポイントになる。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
地震や大規模な障害は、いつ起きるかも、起きないようにすることもできない。起きてから何を先に動かすかを、混乱の中で考え始めると判断が遅れ、取引先や客を待たせて信用を失う。そこで、止まったときに何を先に戻すかを、慌てずにすむ平時のうちに決めておく。
具体例
本社が被災して使用できなくなった場合に備え、代替オフィスでの業務再開手順や重要データのバックアップ拠点をあらかじめ定めておく。
試験での引っ掛け
BCM(事業継続管理)との違いに注意。BCPは計画という成果物、BCMは策定・訓練・見直しを回し続ける管理活動。目標も元通りの全面復旧ではなく、重要業務を許容中断時間(業務が止まっても許される時間の上限)のうちに、目標復旧レベル(どこまで戻せばよいかの目標)まで戻すことに置かれる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問45(IPA)
事業継続計画(BCP)における情報システムに関するファシリティマネジメントの施策のうち、大地震によってデータセンタが長期間停止することを想定した施策はどれか。
正解:データの同期を定期的に行うバックアップセンタを遠隔地に配置する。
要点:拠点の長期停止に備えるには遠隔地の代替拠点が要る
大地震でデータセンタが長期間使えなくなる事態に備えるには、同じ被災圏内での設備強化では足りず、離れた場所に代替拠点を用意しておく必要がある。遠隔地のバックアップセンタへ定期的にデータを同期しておけば、拠点が失われても業務を再開できる。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問7(IPA)
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問40(IPA)解説で登場
情報システムのリスクに対するコントロールが適切に整備運用されていることを検証するための手段として、最も適切なものはどれか。
正解:システム監査
要点:統制が有効に働いているかを検証する手段がシステム監査
システム監査は、独立した立場の監査人が情報システムに関するリスクへの統制(コントロール)が適切に整備され、意図したとおり運用されているかを点検・評価し、改善を助言する仕組みである。検証という行為そのものを担うのがこの手段にあたる。事業継続計画や運用のベストプラクティス集、統治の考え方は、いずれも検証手段そのものではない。
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験 問7(IPA)
大規模な自然災害を想定したBCPを作成する目的として,最も適切なものはどれか。
正解:経営資源が縮減された状況における重要事業の継続
要点:BCPの目的は重要事業の継続と早期復旧
BCP(事業継続計画)は、災害などで人・設備・情報といった経営資源が大きく損なわれた状況でも、重要な事業を中断させない、あるいは早期に復旧させることを目的とする。資産の保全や連絡手段の確保は、その目的を果たすための手段の一部にすぎない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。