自己資本比率とは?じこしほんひりつ
自己資本比率とは、総資産(総資本)のうち、返済不要の自己資本(純資産)が占める割合を示す指標。財務の安全性(借入への依存度の低さ)を評価する際に用いられる。自己資本比率=自己資本÷総資産×100(%)。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
取引先や就職先の会社が、借金に頼りすぎていて景気が悪くなると返済に行き詰まらないかは、売上や利益の額だけでは分からない。資金のうち返さなくてよい自分の分がどれだけあるかを割合で示せば、規模の違う会社どうしでも安全度を比べられる。売上が大きくても、この割合が低ければ安全とは限らない。
具体例
総資産1億円のうち自己資本が4,000万円であれば自己資本比率は40%。この比率が高いほど、借入への依存度が低く倒産リスクが小さいと評価されやすい。
試験での引っ掛け
分母は総資産(総資本)であって自己資本ではない。高いほど安全性が高い指標で、収益性を測るROEやROAとは目的が違う。ROEは分母が自己資本なので、この分母の取り違えが典型的な誤答パターン。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験 問7(IPA)
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験 問24(IPA)解説で登場
次の計算式で算出される財務指標はどれか。 当期純利益/自己資本×100
正解:ROE
要点:当期純利益÷自己資本はROE(自己資本利益率)
株主が出資した資本を使ってどれだけ利益を上げたかを示す指標で、当期純利益を自己資本で割って求める。分母が総資産であれば総資産利益率、自己資本が総資本に占める割合であれば自己資本比率になる。分母が何かを見れば区別できる。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 問11(IPA)
貸借対照表から求められる,自己資本比率は何%か。
正解:40
要点:自己資本比率=純資産÷総資産、ここでは240÷600で40%
自己資本比率は、総資本(総資産)に占める自己資本(純資産)の割合で、返済不要の資金でどれだけ賄えているかを示す安全性の指標。この表では総資産が流動100+固定500で600百万円、自己資本は株主資本240百万円なので、240÷600=0.4となり40%となる。負債合計360百万円と対比すると、資金の6割を他人資本に頼っている状態と読める。
出典:令和8年度 秋期 ITパスポート試験 問26(IPA)
表はA社の貸借対照表である。A社の自己資本比率は何%か。
正解:30
要点:自己資本比率=純資産÷総資産。ここでは300÷1,000で30%
自己資本比率は、総資産に占める自己資本(純資産)の割合で求める。総資産は流動資産730と固定資産270の合計で1,000百万円、自己資本は資本金300百万円である。したがって300÷1,000=0.30となり30%となる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。