回転期間とは?かいてんきかん
回転期間とは、在庫や売上債権(売ったがまだ受け取っていない代金)などが、お金に戻るまでにかかる期間を表す指標。在庫回転期間は「期末の在庫金額÷1年間の売上原価×365」で求め、いまの在庫が売上原価の何日分にあたるかを示す。短いほど在庫が滞らずに売れていることになる。一方、売上債権の回転期間は売上高で割る。一定期間に何回入れ替わったかを表す回転率とは裏表の関係で、回転率が大きいほど回転期間は短い。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
在庫は帳簿の上では会社の資産に並ぶので、抱えていても損には見えない。しかし仕入れたときにお金は出ていき、売れるまで戻ってこない。黒字なのにお金が足りなくなるのはここから起きるため、「お金が何日寝ているか」を期間で見る指標が使われる。
具体例
年間の売上原価が3,650万円の雑貨店なら、1日あたりの売上原価は10万円。期末の在庫が300万円分あれば、300万円÷3,650万円×365=30日で、在庫回転期間は30日となる。同業の店が20日なら、この店は10日分多く在庫を抱えている。
試験での引っ掛け
回転率と回転期間の向きを逆にしないこと。回転率は大きいほど効率がよいが、回転期間は短いほど効率がよい。「総資産回転率が大きいほど回転期間が長い」という選択肢は誤り。また割る数を取り違えないこと。在庫は仕入れ値で記録されるので売上原価で割り、売上債権は売った値段で記録されるので売上高で割る。問題文に売上高と売上総利益率しか無ければ、まず売上原価(売上高×(1−売上総利益率))を出してから在庫回転期間を計算する。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験 問7(IPA)
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験 問16(IPA)
ある会社の昨年度の売上高は3,000万円、年度末の在庫金額は600万円、売上総利益率は20%であった。このとき、在庫回転期間は何日か。ここで、在庫回転期間は簡易…
正解:91
要点:在庫回転期間は在庫金額÷売上原価×365で求める
売上総利益率が20%なので、売上原価率は80%となり、売上原価は3,000万円×0.8=2,400万円である。これを式に当てはめると、600万円÷2,400万円×365=91.25日。小数第1位を四捨五入して91日となる。売上高ではなく売上原価で割る点が計算の要である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。