回転率とは?かいてんりつ
回転率とは、一定の期間に、在庫や資本が売上によって何回入れ替わったかを表す指標で、効率よく売れているかを見るのに使う。ITパスポートでよく出る商品回転率は「売上高 ÷ 平均在庫高」で求め、値が大きいほど、少ない在庫で多く売れている(在庫が早く売れて入れ替わっている)ことを意味する。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
売上の金額だけを見ると、大量の在庫を抱えてようやく売れた商品も、少ない在庫で次々売れた商品も同じに見える。しかし在庫は仕入れたお金が商品の形で眠っている状態で、置いておくほど保管の費用や売れ残りの危険が増える。売上と在庫を割り算で比べれば、お金がどれだけ速く回っているかが一つの数字で分かる。
具体例
セブン-イレブンのおにぎりは毎日何度も配送されて店頭の在庫がすぐ入れ替わるので回転率が高く、ニトリのソファのように高額で1つずつゆっくり売れる商品は回転率が低くなる。同じ店の中でも、回転率の低い商品は棚を減らし、高い商品に棚を回すといった判断に使える。
試験での引っ掛け
割り算の向きに注意。商品回転率は売上高を在庫で割る(在庫÷売上高ではない)。回転率が高いことは「よく売れて在庫が少ない」ことを示すだけで、利益が大きいとは限らないため、過去問では売上総利益率(粗利の割合)と組み合わせて「両方が高い商品が良い商品」と判断させる形で出る。会社全体の資本の使い方を見る総資本回転率(売上高÷総資本)もある。
関連用語
出た過去問
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問93(IPA)
〔中問B:商品の販売データの分析に関する記述〕N社の営業部では、今年度の販売戦略立案に向けて、前年度の商品売上実績を売上総利益率、商品回転率及び売上構成比率の視…
正解:D2/B2
要点:売上総利益率=その行の売上総利益÷売上高
売上総利益率は、売上高に対する売上総利益の割合である。ワークシートでは同じ行に商品ごとの売上高と売上総利益が並んでいるので、その行の売上総利益を売上高で割ればよい。合計行の値を使うのは構成比率の計算であって、利益率の計算ではない。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問94(IPA)
売上の分析に当たっては、売上総利益率と商品回転率がともに高い商品が、販売効率が良く利益の上がる良い商品と判断される。そこで、販売効率を示す指標と売上高を視覚的に…
正解:“商品く”は、売上高は多くないが、余分な在庫が少なく、利益が大きいので、売上を増やす工夫をすれば効率よく利益の増加が図れる。
要点:利益率と回転率が高く売上が小さい商品は拡販の余地が大きい
バブルチャートでは、横軸の売上総利益率と縦軸の商品回転率がともに高いほど販売効率がよく、バブルの大きさが売上高を表す。利益率と回転率がともに高い位置にありながらバブルが小さい商品は、効率はよいのに売上規模が伸びていない状態なので、販売量を増やせば効率よく利益を伸ばせる余地が大きいと読める。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問96(IPA)
今年度の販売戦略立案に当たり、売上構成比率を売上高上位の商品から順に累計した売上構成比率累計が70%以内で、商品回転率が10回以下の商品を抽出し、商品回転率の改…
正解:1
要点:重点商品は上位70%以内かつ回転率10回以下の両方を満たす
重点商品の条件は二つあり、売上構成比率累計が70%以内という上位の条件と、商品回転率が10回以下という条件の両方を満たす必要がある。上位に入る商品の多くは回転率が10回を超えており、両方に当てはまるものを数えると1品目にとどまる。
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験 問17(IPA)
在庫回転率は資本の効率を分析する指標の一つであり,その数値が高いほど,商品の仕入れから実際の販売までの期間が短く,在庫管理が効率よく行われていることを示している…
正解:売上高÷平均在庫高
要点:在庫回転率=売上高÷平均在庫高、高いほど効率的
在庫回転率は、一定期間の売上高(または売上原価)が平均在庫の何倍に当たるかを示し、在庫がどれだけ速く入れ替わったかを表す。式は売上高÷平均在庫高で、値が大きいほど在庫が短期間で販売され、資本効率がよいことを意味する。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。